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アイヌ文化、かばん一つに 工芸品や伝統衣装 財団が無償貸し出し

2018-04-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞04/17 05:00

公益財団法人アイヌ民族文化財団(札幌市)は、アイヌ民族の工芸品や伝統衣装などを収納した「アイヌ文化学習トランク」を作った。6月ごろから学校や文化団体などに無償で貸し出し、アイヌ文化を分かりやすく伝える教材として活用してもらう。
 3月末で名称変更した財団の前身、アイヌ文化振興・研究推進機構は長年、アイヌ文化普及事業の一環で、機構が所有する工芸品などの貸し出しを行ってきた。年間の申し込みが20件以上あることから、より使いやすくしようと昨年度、工芸品などの制作を二風谷民芸組合(日高管内平取町)に依頼し、トランク5個を作ることにした。
 トランクには、カツラの木で作ったイタ(木の盆)やムックリ(口琴)のほか、サラニプ(背負い袋)やカパラミプ(木綿衣)など19点と解説文を収納。
 今後は、学校などにアイヌ文化を教える講師を派遣する同財団の事業にもトランクを活用しながら、個数も増やしていく。
 同財団は「本物のアイヌ文化に触れ、理解を深めてもらえれば」としている。申し込みは、同財団(電)011・271・4171へ。(斉藤千絵)
※「サラニプ」「カパラミプ」の「プ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/180887
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