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白老、登別の観光施設 春節に備え体制強化

2016-02-06 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2016年 2/5)

多くの中国人観光客が立ち寄る白老町竹浦のドライブインかに御殿
 白老町や登別市の観光施設で中国人観光客の入り込みが大幅に伸びている。多くは昨年末から前年を上回る実績があり、今年1月だけで前年同月比1・5倍という施設も。8日から始まる中華圏の旧正月「春節」効果で今月はさらに入り込みが伸びる見通し。テーマパークやお土産店などを中心に、受け入れ体制を強化するところも出始めている。
 今年の春節連休は7日から13日までの7日間。登別市ではマリンパークニクス、登別伊達時代村、のぼりべつクマ牧場の3大テーマパークで、昨年末から入り込みが増加。年明けも前年実績を上回る数字で推移しているといい、施設ごとにショー回数を増やしたり、平常時よりも多いスタッフを配置するなどの対応策を講じる予定だ。
 中国人観光客の動向を見ると、団体ツアー以上に多いのが「FIT」と呼ばれる海外個人旅行者。マリンパークニクスも同じ傾向があるといい、「ほとんどは飛び込みで来館するため春節時期の入り込みは不透明」と語る。ただ、2月は開幕したさっぽろ雪まつりなどの大型イベントで国内旅行客も増える時期。期間中は施設内も大変な混雑が予想されるため、イルカショーやペンギンパレードの回数を増やすほか、「スタッフも普段より多めに配置する予定」と語る。
 登別伊達時代村も同様の対応を取る構え。団体のツアーの食事予約は昨年11月から入り、春節期間中の予約はすでにいっぱい。入り込みは1月だけで前年同月実績の1・5倍といい、2月も「団体の食事予約分だけですでに1・5倍に達している。海外個人旅行者分を加えると全体で2倍程度の伸びになる可能性もある」という。
 のぼりべつクマ牧場は1月の入り込み客数が前年同月の約2倍。ほぼ中国人観光客で「想定外だった」とうれしい悲鳴を上げる。2月はさらなる伸びを予想しており、「久しぶりに牧場内がお客さまであふれかえる光景が見られるのでは」と期待を寄せている。
 白老町では、竹浦の大型ドライブインかに御殿がアジア人観光客から大人気。クマとカニ、サケの巨大なオブジェが関心を集め、平常時でも1日当たり30~40台の団体ツアーバスが立ち寄る。菊地由太会長は年明け以降「入り込みは例年の3、4割増し」と説明。春節期間中はさらに増える見通しで、昼食時間帯は全体で1200席ほどある飲食スペースが「ほぼいっぱいになりそう」と語る。アイヌ民族博物館もアジア圏を中心に外国人観光客の入り込みは堅調。個人旅行者が多いため、春節効果は「見通しにくい」としているが、来館者増を見据えた上で通常体制を維持しながら受け入れる考えだ。
http://www.tomamin.co.jp/20160234933

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