朝日新聞 2014年10月6日10時17分
■きょう阿寒で告別式
アイヌ民族の彫刻家、床(とこ)ヌブリ(本名・床昭一〈とこしょういち〉)さんが2日に死去した。77歳だった。5日午後6時、釧路市阿寒町阿寒湖温泉3の1の1の正徳寺信徒会館で通夜が営まれた。告別式は同会館で6日午前10時に執り行われる。喪主は妻勝枝さん。
阿寒の自然の中で、アイヌ民族の世界観をテーマに木を刻み続けてきた。東京での個展開催をはじめ、国内外で多彩な作品を出品。カナダでは、群立するトーテムポールのような野外彫刻も試みた。
ユーカラ劇の演出をはじめ、アイヌ文化の伝承、普及などに努め、自身の作品集も出版してアイヌ民族の文化振興に尽くした。1966年のモダンアート展で入選したほか、2006年にアイヌ文化奨励賞、08年に釧路市文化賞、13年にアイヌ文化賞を受賞した。
5日の通夜には、釧路市や前田一歩園財団、観光団体などからの花輪が多く飾られ、参列者は故人をしのんだ。
http://www.asahi.com/articles/CMTW1410060100011.html
■きょう阿寒で告別式
アイヌ民族の彫刻家、床(とこ)ヌブリ(本名・床昭一〈とこしょういち〉)さんが2日に死去した。77歳だった。5日午後6時、釧路市阿寒町阿寒湖温泉3の1の1の正徳寺信徒会館で通夜が営まれた。告別式は同会館で6日午前10時に執り行われる。喪主は妻勝枝さん。
阿寒の自然の中で、アイヌ民族の世界観をテーマに木を刻み続けてきた。東京での個展開催をはじめ、国内外で多彩な作品を出品。カナダでは、群立するトーテムポールのような野外彫刻も試みた。
ユーカラ劇の演出をはじめ、アイヌ文化の伝承、普及などに努め、自身の作品集も出版してアイヌ民族の文化振興に尽くした。1966年のモダンアート展で入選したほか、2006年にアイヌ文化奨励賞、08年に釧路市文化賞、13年にアイヌ文化賞を受賞した。
5日の通夜には、釧路市や前田一歩園財団、観光団体などからの花輪が多く飾られ、参列者は故人をしのんだ。
http://www.asahi.com/articles/CMTW1410060100011.html