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白老アイヌ民博職員などが米国先住民の文化学ぶ

2016-05-14 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2016年 5/13)

講演するデールさん(左)とエドさん(中央)
 白老町のアイヌ民族博物館で11日、米国先住民のバスケット(編み籠)をテーマにしたワークショップ(研究集会)が開かれた。同館職員など約30人が専門家の講演を聴いたほか、米国先住民の伝承者によるレクチャーの下でバスケット制作を体験。アイヌ民族と共通した先住民文化を学んだ。
 同館と総合地球環境学研究所(京都府)の共催。同研究所の羽生淳子教授をはじめ、米国でバスケット研究に携わるワシントン州立大学のデール・クロース客員研究員、米国先住民スクアミッシュ族の長老でバスケット制作伝承者のエド・キャリアさんら4人がそれぞれの研究成果を報告した。
 デールさんは低湿地に埋まるバスケットの発掘研究など、世代をつなぐ考古学研究に従事。エドさんとは50年以上にわたって共同研究を進めており、地層調査で発掘した2000年前のバスケットの繊維を基に復元作業などを行っている。
 デールさんは発掘したバスケットを紹介しながら「アイヌの遺跡から出土した荷ひもと似ている。これは大変興味深い」と強調。編み方をはじめ、米国先住民の文化などを分かりやすく説明しながら「私たちは太平洋を挟んだご近所同士だ」と笑顔で呼び掛けた。
 エドさんは「アイヌ民族博物館の若い職員が文化を継承していることがうれしい」と語り、野本正博館長に記念品などを贈呈した。
 参加者はデールさんが持参したバスケットを手に興味深く観察したり、講演内容をメモするなど米国先住民の文化に関心を寄せていた。
 野本館長は「太平洋を挟んだ対岸の文化としてとても近い印象を受けた。制作された品も似ているし、素材も同じ。何よりも精神的な文化が共通していると感じた」と率直な感想を語った。また、今後の連携に向けて「お互いの文化を発展させるためにそれぞれの文化を知ることが大切。インターンシップなどで若者をきちんと育成することで、二つの文化がつながるような関係を持てるのではないか」と述べた。
http://www.tomamin.co.jp/20160538408

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