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アイヌ舞踊とCG「共演」 阿寒湖イコロ来月19日から エゾオオカミ投影伝説演出

2019-02-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 02/25 22:56

 【阿寒湖温泉】アイヌ古式舞踊などを上演する劇場「阿寒湖アイヌシアターイコロ」(釧路市阿寒町)は3月19日から、アイヌ民族の伝説を題材にした物語をコンピューターグラフィックス(CG)を駆使したデジタルアートとアイヌ舞踊で表現する新演目を上演する。
 新演目は「阿寒ユーカラ『ロストカムイ』」。劇場を運営する「イコロ運営協議会」を構成する阿寒アイヌ工芸協同組合と阿寒観光協会まちづくり推進機構が1億2千万円を投じ、デジタルアートの装置を初めて導入。2020年のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)オープンと連動し、観光振興を進める狙いだ。
 物語は、アイヌ民族が狩猟の神「ホロケウカムイ」とあがめたエゾオオカミの絶滅をテーマに、自然との共生のあり方を問う。オオカミと森を表現した映像や光を、5台のプロジェクターからスクリーンや壁と床に立体的に投影し、オオカミが劇場内に現れたかのような臨場感を演出。アイヌ民族の舞踊や現代舞踊が、CG映像のオオカミと「共演」する。上演時間は約40分。
 上演する同組合の西田正男代表理事は「新たな切り口でアイヌ民族に対する理解を広げたい」と話している。7月には、阿寒湖畔の森でも、アイヌ民族の神話を題材にデジタルアート事業が始まる予定。
 イコロの新演目は、3月19日から毎日午後9時15分に開演し、入場料は一般2200円、小学生600円。5月以降は昼の公演も加わる。(佐竹直子)
★イコロ、ホロケウカムイのロは小文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/280431
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