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社説[山城議長勾留3カ月]権限濫用の人権蹂躙だ

2017-01-18 | ウチナー・沖縄
沖縄タイムス 2017年1月18日 08:15
 東村高江のヘリパッド建設や名護市辺野古の新基地建設に対する抗議行動で、公務執行妨害などの容疑で逮捕された沖縄平和運動センターの山城博治議長の勾留が3カ月に及ぶ。
 容疑の内容を見る限り、3カ月もの勾留には強い違和感を覚える。反対派リーダーを何が何でも長期間拘束し、政府に盾突く抗議行動を萎縮させようという思惑が透けて見えるのだ。
 逮捕容疑は3件ある。
 まず、昨年10月17日、米軍北部訓練場の侵入防止のために沖縄防衛局が設置していた有刺鉄線をペンチで2カ所切断したとして、器物損壊の疑いで準現行犯逮捕された。
 同月20日には、公務執行妨害と傷害の容疑で逮捕された。8月25日に北部訓練場の工事用道路で、侵入防止フェンスを設置していた防衛局の職員の肩をつかみ激しく揺さぶる行為などで、頸椎(けいつい)捻挫と右腕打撲のけがを負わせた疑いだ。
 これらで起訴された後の11月29日、今度は辺野古の新基地建設を巡る抗議行動に関連して威力業務妨害の疑いで逮捕された。1月28日から30日の間、キャンプ・シュワブ工事用ゲート前でコンクリートブロック約1400個を積み上げるなど、防衛局の工事業務を妨害した疑い。12月20日に追起訴された。
 10カ月前の行動まで持ち出して逮捕を繰り返し、起訴後も証拠隠滅の恐れがあるなどとして釈放が認められていない。機動隊員が抗議する市民を力ずくで強制排除し、市民側からけが人が出ても、おとがめなしなのとは対照的だ。
■    ■
 異様な事態に、国内外から批判が上がっている。
 17日には、市民団体が早期釈放を求める3万9826人分の署名を集め、那覇地裁へ提出した。地裁前での集会では、約200人(主催者発表)が「一日も早く釈放せよ」と訴えた。
 県内外の刑事法の研究者41人は緊急声明を発表した。抗議行動に絡んだ起訴事実は政治的表現行為だとし、捜査が終わり証拠隠滅の恐れがないことから「速やかに解放すべきだ」と長期勾留を批判した。
 日本国際法律家協会や環境NGOのネットワークも声明で釈放を求めた。海外識者10人は、連名による声明で「基地を沖縄に強要し続ける国家に逆らい、諦めない姿勢そのものが最大の罪とされている」と断じた。
 辺野古を巡り政府と県の対立が続く中、沖縄の民意を力でねじ伏せようとする動きに危機感が高まっているのだ。
■    ■
 警察法は、警察の責務の遂行に当たり「不偏不党かつ公平中正」を旨とし、「権限を濫用(らんよう)することがあってはならない」と定めている。警察は自らこれに背いているとしか見えず、まさに「警察国家」へと突き進もうとしている。政治的弾圧に司法までもが追随し、極めて危険だ。
 山城議長は大病を患っており、長期の勾留による健康への影響が心配だ。家族との接見すら認められておらず、人権蹂躙(じゅうりん)としか言いようがない。ただちに釈放すべきだ。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/80264

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「辺野古反対派の釈放を」 市民団体、那覇地裁に4万人署名

2017-01-18 | ウチナー・沖縄
東京新聞 2017年1月18日 朝刊

勾留が3カ月続く沖縄平和運動センターの山城博治議長=沖縄県東村高江で(逮捕された昨年10月17日の午前に撮影)
 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対するグループのリーダーらが昨年十~十一月の逮捕後、勾留が続いているのは不当として、元裁判官や元国会議員らでつくる市民団体が十七日、早期釈放を求める約四万人分の署名を那覇地裁に提出した。
 署名を提出した元裁判官の仲宗根(なかそね)勇さん(76)は、逃亡の恐れなど刑事訴訟法で定める勾留理由は見当たらず、釈放すべきだと主張。「新基地建設に反対する県民の闘いを押しつぶそうとする国策勾留だ」と訴えた。
 勾留されているのは、沖縄平和運動センターの山城博治(ひろじ)議長(64)ら三人。山城議長は昨年十月、米軍北部訓練場(東村など)のヘリコプター離着陸帯建設現場で有刺鉄線を切った疑いで沖縄県警に逮捕された。その後も、辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前でブロックを積んで移設作業を妨げた疑いなどで、二度再逮捕された。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201701/CK2017011802000125.html

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辺野古反対派リーダーに靴下差し入れ 主婦の言葉が警察動かす

2017-01-18 | ウチナー・沖縄
東京新聞 2017年1月18日 朝刊

14日、沖縄・辺野古での米軍基地建設に抗議する大木晴子さん=東京都新宿区で
 昨年十~十一月の逮捕後、勾留が続いている沖縄平和運動センターの山城議長は今、東京都世田谷区の主婦大木晴子(おおきせいこ)さん(68)が差し入れた靴下を拘置所で履いている。靴下の差し入れは当初、警察が自殺防止を理由に拒んでいたが、「病後の山城さんには必要」と、大木さんが粘った成果だ。
 山城議長は昨年末、名護署から那覇市内の拘置所に移された。大木さんが同署に出向いたのは移送前の昨年十二月二十日。山城さんが十月の逮捕後から、留置場で靴下の差し入れを望んでいるとインターネットで知っていた。結んでも首つりに使えない丈の短いのも含めて三種類を用意したが、認められなかった。
 「私も山城さん同様、悪性リンパ腫を患った。免疫力が落ち、指先が冷えて眠れない夜もあります」。食い下がり、署員と三十分以上話した。署員は靴下の写真を県警本部に送信し、短いのだけOKが出た。
 沖縄県警は本紙の取材に「靴下自体でなく、丈の長いものは自傷事故を防ぐため認めていない」と回答。だが、靴下の差し入れを三回試みた山城議長の妻は「靴下はダメと言われた。短いのなら大丈夫とか一切言われなかった」と話す。
 大木さんはイラク戦争直前の二〇〇三年二月から、土曜の夕方に東京・新宿駅の西口で反戦プラカードを手に立ち続ける。ここは、一九六九年に当時二十歳の大木さんが若者たちとギターを手に反戦ソングを歌い、「フォークゲリラの歌姫」と呼ばれた場所だ。
 「沖縄のおじい、おばあのしわはとても深い。沖縄戦や基地にまつわる極限の苦しみや悲しみを体験したから。犠牲を強いられてきた沖縄の人たちを孤立させてはいけない」 (辻渕智之)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201701/CK2017011802000124.html

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<辺野古移設>反対リーダーの早期釈放署名、那覇地裁に提出

2017-01-18 | ウチナー・沖縄
毎日新聞1月17日(火)19時0分
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に反対する運動のリーダーで沖縄平和運動センター議長、山城博治容疑者(64)が不当に長期間勾留されているとして、市民らが17日、早期釈放を求める署名3万9826筆を那覇地裁に提出した。元裁判官の仲宗根勇さん(76)は「闘いを押しつぶそうとする不当な勾留だ」と話した。
 山城容疑者は昨年10月、米軍北部訓練場=同県国頭(くにがみ)村など=の有刺鉄線を切断した疑いで逮捕され、その後も再逮捕され勾留が続いている。【佐藤敬一】
http://mainichi.jp/articles/20170118/k00/00m/040/041000c

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「不当な勾留許さない」山城議長釈放求め400人 那覇地裁前

2017-01-18 | ウチナー・沖縄
沖縄タイムス-2017/01/16
 東村高江や名護市辺野古での基地建設に反対する抗議行動で、公務執行妨害などの容疑で逮捕・起訴され、勾留が続く沖縄平和運動センターの山城博治議長ら3人の釈放を求めた緊急行動が16日、那覇地裁前であった。「基地の県内移設に反対する県民会議」が主催し、市民約400人(主催者発表)が「仲間を返せ」「弾圧をやめろ」と声を上げた。
 同センターの大城悟事務局長は昨年12月30日から始めた署名活動で2万9千筆を超える署名が集まったと報告。「不当な勾留を断じて許さない」と訴えた。
 高里鈴代共同代表は山城議長らの逮捕について「政府が沖縄の声を圧殺しようとするもので、圧力が強まっても抵抗を続けていこう」と呼び掛けた。
 沖縄市から参加した男性(66)は「これだけ長く勾留されるのは作為を感じる」と話した。うるま市の女性(69)は「リーダーを捕まえることで活動を弱める狙いかもしれないが、沖縄は負けない」と憤った。
 「山城博治さんたちの早期釈放を求める会」は17日午後3時に、集めた署名を那覇地裁に提出する。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/80126


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<社説>辺野古海上フェンス 抗議行動への弾圧は明白だ

2017-01-18 | ウチナー・沖縄
琉球新報 2017年1月17日 06:02
 名護市辺野古の新基地建設を進める政府が大浦湾に海上フェンスを設置した。臨時制限区域内の進入を阻止するためのようだ。浮具(フロート)に支柱を付けて海上に直立させ、一部でロープを張り始めた。基地建設強行のためには、なりふり構わぬ姿勢を貫くのか。
 臨時制限区域は2014年6月20日に設定された。従来はあらゆる船舶の立ち入りを常時禁止する第1水域はキャンプ・シュワブ沿岸から50メートルの範囲だった。ところが臨時制限区域の設定で、最大2キロまで拡大した。拡大後の水域面積は約561ヘクタールとなり、米軍普天間飛行場より広い。
 沖縄防衛局は海上フェンスを備えた浮具を設置した理由について「臨時制限区域の境界を明示するとともに、作業の安全確保に万全を期すためのフロートであることに変わりはない」と回答している。
 翁長雄志知事が埋め立て承認を取り消して工事が中断した15年10月以前には、現場海域にフェンスは存在しなかった。浮具と夜間に境界を灯火で示す浮標灯(ブイ)だけだった。
 防衛局が説明する「境界線の明示」だけなら浮具と浮標灯で十分だ。フェンスを設置したのは回答の後段にある「作業の安全確保に万全を期す」のが目的だろう。言葉を変えれば、市民らがロープを切ったり、フェンスを越えて中に入ったりすれば、有無を言わさず器物損壊や刑事特別法違反などで逮捕するという恫喝(どうかつ)ではないか。
 米軍北部訓練場のヘリパッド建設現場では、抗議行動の中心的な存在だった沖縄平和運動センターの山城博治議長が有刺鉄線1本を切った器物損壊などで逮捕、起訴された。身柄拘束は約3カ月に及んでいる。明らかに運動への弾圧であり、人権侵害だ。
 現場海域では新基地建設に反対する市民が抗議船やカヌーを出して抗議行動を展開してきた。政府が今回、海上フェンスを設置したのは、運動への弾圧をさらに強化する準備を進めていると断じるしかない。
 琉球新報と沖縄テレビ放送が昨年5月30日~6月1日に実施した県民世論調査では83・8%が辺野古移設に反対した。選挙で幾度も辺野古反対の候補者が勝利した。なぜ沖縄の声に耳を傾けようとしないのか。政府がなすべきはフェンスの設置ではない。圧倒的な辺野古移設拒否という沖縄の民意を受け止め、工事を中止することだ。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-428398.html


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「山城議長ら釈放を」 那覇地裁前集会 2万9000筆署名提出へ

2017-01-18 | ウチナー・沖縄
琉球新報 2017年1月17日 05:00

山城博治議長らの早期釈放を求め、那覇地裁に向かって抗議の声を上げる参加者=16日、那覇市樋川
 基地の沖縄県内移設に反対する県民会議は16日、名護市辺野古の新基地建設に対する抗議行動を巡って逮捕・起訴され、約3カ月間勾留されている沖縄平和運動センターの山城博治議長らの早期釈放を求め、那覇地裁前で緊急抗議行動を行った。400人(主催者発表)が参加し「仲間を返せ」とシュプレヒコールを上げた。山城議長らの早期釈放を求める署名は同日午前までに2万9千筆以上が集まっており、17日に山内徳信元参院議員らが同地裁に提出する予定。
 那覇地裁は門扉を閉じ、職員を配置して抗議行動に対応した。抗議集会に集まった人々は、門の外から「不当勾留を許すな」と声を上げた。那覇地裁裏の那覇拘置支所に勾留されている山城議長らに向け「元気でいてください。みんなが付いている」と激励メッセージも送った。
 基地の県内移設に反対する県民会議の高里鈴代共同代表は「沖縄の声を圧殺し、行動を止めようとすること以外、拘束の理由は見い出せない。人権無視の不当拘束を許してはいけない」と抗議した。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-428410.html

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<社説>山城議長長期勾留 「警察国家」への危機感募る

2017-01-18 | ウチナー・沖縄
琉球新報 2017年1月16日 06:02
 名護市辺野古の新基地建設現場と東村高江のヘリパッド建設現場での行為を巡り、逮捕・起訴された山城博治沖縄平和運動センター議長の拘束が約3カ月に及ぶ。
 今回の長期勾留に関し、政治的な表現の自由を脅かす異常な人権侵害であり、今後、市民運動が標的になりかねないという懸念が国内外で急速に広がっている。
 沖縄の不条理に目を注ぐ海外の有識者、国内の刑法研究者、日本国際法律家協会、76カ国にネットワークを持つ環境NGOが相次いで、山城議長の即時釈放を求める声明を出した。
 作家の落合恵子さんや脚本家の小山内美江子さんらが呼び掛けた釈放要求の署名運動は、3週間で国内外から約1万7千筆を集めた。
 こうしたうねりは、安倍政権下で、民主主義国家、法治主義国家であるはずの日本が急速に「警察国家化」しているという疑念と危機感が深まっている表れだ。
 沖縄の民意に反した基地建設をごり押しされることに異議を唱え、非暴力の抵抗に身を投じた市民を問答無用に抑え込む。さらにリーダーを狙い撃ちにした必要性の乏しい勾留が延々と続いている。
 政治弾圧に等しい長期勾留は即刻やめるべきだ。山城議長は一刻も早く釈放されねばならない。
 山城議長は(1)ヘリパッド建設への抗議中に有刺鉄線1本(2千円相当)を切った器物損壊(2)沖縄防衛局職員に対する公務執行妨害と傷害(3)辺野古新基地建設に抗議した際、ブロックを積み上げた威力業務妨害-の三罪で起訴された。
 第一線の刑法研究者41人以上が名を連ねた異例の緊急声明は、議長の行為は偶発的に発生した可能性が高く、違法性が低いと指摘している。公判維持のための捜査は終わり、証拠隠滅の恐れもない。
 「不当に長い拘禁」は抗議行動を反社会的行為と印象操作する安倍政権の意向が反映していよう。
 がんを抱え、健康状態の悪化が懸念される山城議長は家族との面会や靴下の差し入れが認められなかった。
 裁判所は安倍政権の強権的姿勢を忖度(そんたく)する県警や那覇地検に従い、勾留延長を認めてきた。憲法の番人の役割への自覚はあるのか。
 警察法は、警察が治安維持を名目にして政治弾圧を担い、国を戦争へ導く役割を担った戦前、戦中を猛省して制定された。沖縄で見える刑事司法の変質は「警察国家」への回帰と感じられてならない。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-427892.html



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白老アイヌ民博の企画展、初日から盛況 オープニングトークに50人

2017-01-18 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2017年 1/17)

オープニングトークで企画内容を紹介する立石さん(右)と国松さん(中央)、石川さん
 白老町のアイヌ民族博物館で15日から企画展「アイヌ語地名を地形で巡るシラオイ、ノボリベツ」が開幕した。初日から多くの人が観覧に訪れ、写真家の石川直樹さんや町内で活動する彫刻家の国松希根太さんなどが登場したオープニングトークには50人以上が集まり、見どころなどについて紹介された。企画展は2月19日まで行われる。
 博物館の伝統家屋「チセ」で行われたオープニングトークでは、同館職員の立石信一さんが地形をテーマにした企画展の概要を説明。国松さんと石川さんが活動内容と企画参加の経緯などを紹介した。
 この企画展は衛星画像と古文書などの情報を融合させた新しい視点の取り組み。白老町虎杖浜にあるアイヌ伝承の洞穴「アフンルパロ」の観察など3人で行ったフィールドワークの成果なども報告した。国松さんと石川さんは今回の企画展でそれぞれ作品を発表しており、自身の制作活動などにも触れながら作品のポイントなどを語った。
 展示会場では、3000年前の虎杖浜周辺のイメージ地形を3Dパネルで紹介したほか、白老町民や登別市民などから提供された明治期以降の地域の写真も掲示。1951(昭和26)年ごろに撮影された萩野地区の田植えの様子や、56(昭和30)年ごろに海産物の行商に向かう通称”ガンガン部隊”など、明治末期以降の白老町や登別市の歴史が150枚以上にわたって紹介されている。
 札幌市の会社員、中澤慶一さん(41)は展示写真などを鑑賞しながら「アイヌ語地名と地形のつながりを新しい視点で捉えるいい機会になった」などと話した。
 企画を立案した立石さんは「関心の高さを感じた。会場で配布しているパンフレットにはアイヌ語地名を入れた写真地図も掲載しているので、ぜひ参考にしながら実際に地域を歩いてみてほしいですね」と語った。
http://www.tomamin.co.jp/20170146751

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松浦武四郎記念館 北海道知事らが訪問 連携強化へ /三重

2017-01-18 | アイヌ民族関連
毎日新聞2017年1月17日 地方版
山本主任学芸員(右)から説明を受ける高橋知事(中央)ら一行と竹上市長(左)=松阪市小野江町で
 「北海道」の名付け親として知られる現在の松阪市出身の探検家、松浦武四郎(1818~88年)の功績を伝える松浦武四郎記念館(同市小野江町)を16日、北海道の高橋はるみ知事ら一行が表敬訪問した。名付けて150年、生誕200年となる節目の2018年に向けて連携を深めていくために訪れた。
 一行は整備工事が進む松浦武四郎生誕地の住居などを見学した後、松阪市立小野江小学校の5、6年生約70人の出迎えで記念館に入り、山本命主任学芸員の説明を受けた…
http://mainichi.jp/articles/20170117/ddl/k24/040/060000c
 武四郎が明治政府の要請に応じ、「北海道」を提案した手書きの墨書「道名之儀(どうめいのぎ)ニ付き勘弁申上候書附(もうしあげそうろうかきつけ)」=国重文=もあり、高橋知事は「ここから北海道が始まったのですね」と感慨深げだった。
 懇談会では、竹上真人市長は「偉業を成し遂げたのに全国的にはあまり知られていないのは残念。メモリアルイヤーは、さまざまな企画を展開したい。ドラマやドキュメンタリー番組で取り上げられるよう働き掛けていきたい」と呼びかけた。高橋知事は「先住民族のアイヌに思いを寄せ、広大な土地を歩き、詳細な地図を作製した偉業に改めて感動した。共に全国発信を考えたい」と応えた。
 高橋知事ら一行は17日、県庁で鈴木英敬知事と懇談する。【橋本明】
〔三重版〕
http://mainichi.jp/articles/20170117/ddl/k24/040/060000c


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Re 北メール アイヌ遺骨研究の「これから」=平田剛士さん(フリーランス記者) /北海道

2017-01-18 | アイヌ民族関連
毎日新聞2017年1月17日 地方版 北海道
 日本人類学会と日本考古学協会が、北海道アイヌ協会とともに先月末、「これからのアイヌ人骨・副葬品に係る調査研究の在り方に関するラウンドテーブル報告書(案)」を作成し、公表した。
 最初の章にこうある。
 「国内の12大学や博物館などの施設にアイヌの遺骨が収蔵保管されている」「適切とは言えない取り扱いが少なからず見られた」「遺骨を収集する調査自体が、アイヌ独自の世界観や宗教観を十分に配慮したものではなかったことを正しく理解すべきである」
 「遺骨へのアクセス権」を明記した「先住民族の権利に関する国連宣言」の採択から10年。遅きに失した感は否めない。
 とはいえ、人類学会・考古学協会の現在の指導者たちが師匠にもつながる先達の過ちを、初めて直視しようとしていることは評価できる。
 さて問題は、タイトルにある「これから」にどうつなげるつもりなのか、である。
 過去の過ちをただ認めるだけでは、被害者の許しは得られないと思う。加害者側は謝罪を尽くし、賠償や原状復元に努め、それを社会に受け入れてもらって初めて、再出発点に戻れるのではないか。
 でも文書は、そのプロセスの記述を欠いたまま、研究再開への道筋だけを述べている。両学会は、報告書共著者である道アイヌ協会の寛容さに甘えすぎかもしれない。
 報告書(案)に対し、道アイヌ協会はホームページで意見を募集している。締め切りは18日だ。
http://mainichi.jp/articles/20170117/ddl/k01/070/187000c


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登別温泉と白老・アイヌ博物館間にバス 象徴空間開設へ需要調査

2017-01-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/17 05:00

 【白老、登別】胆振管内西部の7市町などでつくる北海道登別洞爺広域観光圏協議会(事務局・登別市)は25日から、同管内白老町の アイヌ民族博物館 と登別市の 登別温泉 を結ぶバスを試験運行する。博物館と同じ場所に整備されるアイヌ文化復興の拠点「 民族共生象徴空間 」の2020年の開設を前に、登別温泉をつなぐ交通網整備に向け需要や課題を調べる。
 象徴空間は国内外から多くの来場者が見込まれるが、白老町内には大型ホテルがなく、同町と登別市は登別温泉を宿泊の受け皿にしたい考え。現状では、博物館と登別温泉の往来に鉄道や路線バスを乗り継ぐ必要があり、直行バスの運行で利便性向上を狙う。
 試験運行は中華圏の旧正月「 春節 」(28日)に合わせ、25日~2月7日に登別温泉バスターミナル発着で1日2往復する。JR登別、白老の両駅を経由し所要時間45分。国土交通省の補助により、バス料金と同館の入館料(大人800円)のセットで750円。利用者に改善点や象徴空間への関心を聞き取り調査し、民間の定期運行を促す。
 同協議会は登別温泉の観光客に象徴空間をPRする予定で、「移動しやすい環境づくりをすることで、地域内での滞在時間を長くしてもらいたい」と話している。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0358561.html



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