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アイヌ民族の文化に触れて 道南マウコピリカの会 18日、函館で集い

2012-11-16 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 11/15 16:00)
 NPO法人を目指している「道南マウコピリカの会」(加藤敬人理事長)は18日午後1時から、函館市総合福祉センター(若松町33)で、アイヌ文化交流の集い函館「イランカラ☆テ」を開き、同会が取り組んでいく活動を初めて披露する。加藤理事長は「アイヌ文化を残すため、協力しながら地域にも貢献していきたい」と話している。
 同会呼びかけ人の加藤理事長は、北海道アイヌ協会函館支部長も務めている。アイヌ民族と他の民族がともに手を取り合って文化を継承し、町づくりに貢献しようと4月に発足した。会員は函館を中心に道南の市民ら16人。加藤理事長は「(アイヌ協会函館)支部として活動していく中で、アイヌ文化が無いとされていた函館にアイヌ件文化が脈々と続いていることが分かってきた」と話す。
 現在はNPO法人取得の申請中。今後は市や旅行代理店など関係機関と協力して、函館を訪れる修学旅行生や観光客と、伝統舞踊などのアイヌ文化を通じて交流を図る計画を進める。
 初イベントは、アイヌ民族の存在と文化の素晴らしさを知ってもらおうと、北海道アイヌ件協会函館支部と共催。胆振管内白老、むかわ両町や札幌などの子供から70歳のお年寄りまででつくる「アイヌ民族舞踊リムセの会」、郷土芸能に取り組む「民族歌舞団こぶし座」(函館)、アイヌ民族の文化を継承しながら音楽活動に取り組む「ピリカモシリプロジェクト・ReRa」(函館)の3組がステージを披露する。
 また、高校生以下の先着100人を対象にムックリを配布し、実際に音を出してもらう。参加無料。加藤理事長は「函館で、各地域のアイヌ民族の踊りが楽しめる状況をつくり、観光地ならではのアイヌ件文化を発信していきたい」と話している。(押野友美)
(注)☆は小さい「プ」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/419773.html

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