4日目の朝、彼がいるだろう警察署に電話をかけた。
勿論何も教えてはくれない。そこにいるかどうかさえも。理由は・・・
”私が誰なのかわからないから”
電話で確認が出来なかったので、身分証と下着、タオル等を持って警察署に向かう。
この時は何も考えていなかった。只会って話しをしたいと思う一身だった。
だけど、この日は面会は出来なかった。取調べ中だった。
留置課の人に身分証を見せると
「あなたはどうゆう関係?」
と聞かれた。
「彼女です。」
と答えたが冷たい眼差しで見られる。
(信用されていないのかな・・・)
この時なんだか涙が出た。
なんだかくやしいのと悲しいのと、生きていたとゆう変な安堵感とで、気持ちがぐちゃぐちゃだったのを覚えている。
差し入れには細かい規定があり、色々持っていったけれど結局差し入れできたのはTシャツだけだった。