評価★★★★☆【4.5点】
ド派手なノンストップ・アクションと愛の映画。
◆
妻の手術費用のためにお金が必要なウィルは、
血のつながらない兄弟で、犯罪に手を染めているダニーに
助けを求めたばかりに、LA史上最高額の銀行強盗を手伝うハメに。
しかし計画通りには事が運ばず逃走に失敗、
警察に追われる事態に。追い詰められた2人は、
救急車を奪い逃走を図る。
しかしそこには、ウィルに撃たれて瀕死の警官と
優秀な救命士のキャムが乗り合わせていた。
パトカーばかりかヘリコプターまで出動する大規模な追跡を受けながらも、
負傷警官を死なすことなく必死の逃走を続けるウィルとダニーだったが…。
<allcinema>
◆
マイケル・ベイだけに大味ながらも魅力ある見せ場作りは
今や天下一品と勝手に豪語したくなってしまう。
アメリカならではの保険制度の餌食になった元海兵隊員。
妻の手術代が工面できず、頼った先でいきなり強盗メンバーって
そりゃあいくらなんでも無理があり過ぎなんだけども
サクサクと力技でドラマを引っ張り、
小さなことなど気にしてる暇を与えないテンポは
チョイ前にNetflixでやってた『6アンダーグラウンド』のノリそのまま。
今回も疾走する車内で外科手術を施す辺りは完全に『6~』と同じ。
医師免許のない救急救命士が瀕死の患者を救えるのか
また、救急車で逃走する銀行強盗犯は逃げ切れるのか
ほとんど全編でカーチェイスをやってくれるものだから
過去の名作『バニシングin60』を見ているようで瞬きすら忘れてしまう。
逃走する車内でシロウトがリモート頼りに外科手術。
この映画の主人公は元海兵隊員と救急救命士だったのか。
ジェイク・ギレンホールは完全に脇に回った感じで
それはそれで彼なりの素晴らしい演技で盛り上げてくれる。
完全に悪になり切れない元海兵隊員と絶世の美女だが
どこかやさぐれ感が漂う救急救命士の魅力が本作のキモとなる。
カメラワークもマイケル・ベイお得意のドローンを多用し
些細なシーンもダイナミックに描き切る辺りは流石といえるだろう。
◆
【今週のツッコミ】
・エイサ・ゴンザレスの救急救命士かわいい!
下手すると最近の彼女は一時期のアナ・デ・アルマス超す勢い。
・エイサとアナ、どちらも絶世の美女だけに比較対象となりやすい。
・元海兵隊員の奥さんはメルヘンの世界にいるのだろうか。
夫の優しい嘘もそのまま受け入れ信じ切っているから
心底守ってあげたくなる女性って、案外こういう人なのかもね。
・ザックリな緑色の塗装が酷すぎる。
・メル・ギブソンの『ブレイブ・ハート』は確かに名作です。
・今どき銀行強盗?この会話に吹いた。
・ロス市警のザガ姐さんのセリフがいちいち笑える。
・ベビーカーにそっと入れた札束は3000万円くらいかな。
・オリジナルのデンマーク映画『25ミニッツ』を是非見たいわ!
----------------------------------------------------------------------------------------------
監督:マイケル・ベイ
脚本:クリス・フェダク
音楽:ローン・バルフェ
出演:ジェイク・ギレンホール、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世、エイサ・ゴンサレス
『アンビュランス』
ド派手なノンストップ・アクションと愛の映画。
◆
妻の手術費用のためにお金が必要なウィルは、
血のつながらない兄弟で、犯罪に手を染めているダニーに
助けを求めたばかりに、LA史上最高額の銀行強盗を手伝うハメに。
しかし計画通りには事が運ばず逃走に失敗、
警察に追われる事態に。追い詰められた2人は、
救急車を奪い逃走を図る。
しかしそこには、ウィルに撃たれて瀕死の警官と
優秀な救命士のキャムが乗り合わせていた。
パトカーばかりかヘリコプターまで出動する大規模な追跡を受けながらも、
負傷警官を死なすことなく必死の逃走を続けるウィルとダニーだったが…。
<allcinema>
◆
マイケル・ベイだけに大味ながらも魅力ある見せ場作りは
今や天下一品と勝手に豪語したくなってしまう。
アメリカならではの保険制度の餌食になった元海兵隊員。
妻の手術代が工面できず、頼った先でいきなり強盗メンバーって
そりゃあいくらなんでも無理があり過ぎなんだけども
サクサクと力技でドラマを引っ張り、
小さなことなど気にしてる暇を与えないテンポは
チョイ前にNetflixでやってた『6アンダーグラウンド』のノリそのまま。
今回も疾走する車内で外科手術を施す辺りは完全に『6~』と同じ。
医師免許のない救急救命士が瀕死の患者を救えるのか
また、救急車で逃走する銀行強盗犯は逃げ切れるのか
ほとんど全編でカーチェイスをやってくれるものだから
過去の名作『バニシングin60』を見ているようで瞬きすら忘れてしまう。
逃走する車内でシロウトがリモート頼りに外科手術。
この映画の主人公は元海兵隊員と救急救命士だったのか。
ジェイク・ギレンホールは完全に脇に回った感じで
それはそれで彼なりの素晴らしい演技で盛り上げてくれる。
完全に悪になり切れない元海兵隊員と絶世の美女だが
どこかやさぐれ感が漂う救急救命士の魅力が本作のキモとなる。
カメラワークもマイケル・ベイお得意のドローンを多用し
些細なシーンもダイナミックに描き切る辺りは流石といえるだろう。
◆
【今週のツッコミ】
・エイサ・ゴンザレスの救急救命士かわいい!
下手すると最近の彼女は一時期のアナ・デ・アルマス超す勢い。
・エイサとアナ、どちらも絶世の美女だけに比較対象となりやすい。
・元海兵隊員の奥さんはメルヘンの世界にいるのだろうか。
夫の優しい嘘もそのまま受け入れ信じ切っているから
心底守ってあげたくなる女性って、案外こういう人なのかもね。
・ザックリな緑色の塗装が酷すぎる。
・メル・ギブソンの『ブレイブ・ハート』は確かに名作です。
・今どき銀行強盗?この会話に吹いた。
・ロス市警のザガ姐さんのセリフがいちいち笑える。
・ベビーカーにそっと入れた札束は3000万円くらいかな。
・オリジナルのデンマーク映画『25ミニッツ』を是非見たいわ!
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監督:マイケル・ベイ
脚本:クリス・フェダク
音楽:ローン・バルフェ
出演:ジェイク・ギレンホール、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世、エイサ・ゴンサレス
『アンビュランス』
正に正に
>マイケル・ベイだけに大味ながらも魅力ある見せ場作りは
今や天下一品と勝手に豪語したくなってしまう。
↑私も同じ気持ちです。
車とド派手な破壊を撮らせたら天下一品。あとロサンゼルスも素敵に撮れていました。
救急車のテキトーなスプレーはホント笑えましたが、意外と目くらましされている無能捜査員側にも笑えました。
なんてことが、まず初めに頭をよぎりました。
ジェイク・ギレンホールも出てるし期待値もありましたよ。
テンポのいいドラマは多少の粗も帳消しにしてくれますね。
エイサ・ゴンザレスの救命士も華があり大きなプラス点でした。
あれだけの大物ををスプレーで塗るのは絶対無理(笑)
ギレンホール、ちょっとづつ、いい感じになって気がします。
善悪どちらでも難なくこなしてしまいそう。
これからも期待してます。
>ベビーカーにそっと入れた札束
これ、あとで、絶対やばいことになって、
奥さんもつかまってしまいそうです。
でも、その前に、病気を治せれば、
お金はないと言い張ればいいのか・・・。
以前、同僚のことですが破棄された旧型救急車(ゴーストバスターズに出てきた名車)を買い取り自分でカスタムして通勤していた輩がいましたよ。
救命機材がないと室内はほんとに広かったです。
本作の救急車は7トンもあるんですね。
ギレンホール映画に外れなしというのが概ね最近のワタシの感想です。
ベビーカーに入れた大金に対してのお咎めは、この監督だけに何もない方向で終わりそうですね。