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孤狼の血 LEVEL2

2021年08月20日 15時29分08秒 | 映画 か行
評価★★☆【2.5点】


今の時代、『仁義なき戦い!』風味の映画は無理でしょ。
ヤクザ演じる人材不足というジレンマ。



亡き先輩刑事・大上の後を継ぎ、
一匹狼となって広島の裏社会に安定をもたらすべく
奔走してきた刑事・日岡。
目的のためには汚い手段もいとわず、
どうにか危うい均衡を保っていた。
そんなある日、上林成浩という男が7年の刑期を終え出所する。
上林は自分が服役中に殺された
五十子会長の仇をとることに執念を燃やし、
原因となった抗争の黒幕を突き止めようとしていた。
そんな上林の常軌を逸した暴走で、かろうじて保たれていた
裏社会の秩序が崩れ始めるのだったが…。
<allcinema>



ドラマを引っ張っていく上林(鈴木亮平)のキャラが
所謂、ギャング組織でいえばボスの右腕的存在となる人物で
こういう男が組織のトップに上がるのは考えられないと思う。

あまりに無鉄砲で全体の流れを観ることができず
感情に任せ凶悪残忍極まりなく暴れまわり
白昼堂々と殺人を犯し、しかも証拠隠滅という言葉も知らない。
要するに完全に狂った犬そのものである。

本シリーズは刑事を主役にしていることで
どうしても、暴力団内部の描写が疎かになってしまい
それを補う意味でインパクトある男を登場させたんじゃないかと。
ワタシ的に、これは違うような気がしてならない。

こういった極悪非道のアンドロイドを中心にすることより
ヤクザVS警察をテーマとし、群像劇にシフトさせた方が
『県警対組織暴力』っぽくて楽しいんだけどね。

にしても、前作ではオロオロしてた新人刑事・日岡が
たった3年間で先輩刑事・大上にも勝る極悪刑事に変貌したという
そのプロセスをドラマにした方が余程マシな気がするんだが。。。



【今週のツッコミ】

・『仁義なき戦い!』に似せたナレーションは今の時代に合わない。
 出演してる俳優陣もヤクザ独特の凄みが足りない。

・凶悪狂暴なヤクザといって真っ先に思い出すのが
 『仁義なき戦い!広島死闘篇』の大友勝利(※千葉真一)。
 だけど、大友には人間の弱みをさらけ出す勇気があったが
 本作、上林は狂暴アンドロイドにしか見えないから辛い。

・結局のところ、もみあげ剃り落とし、眉半分にしても鈴木亮平氏の
 笑顔がいい人に見えてしまうからキャスティングミスでしょ。

・最近では『アウトレイジ』シリーズのキャスティングで
 西田敏行氏の登場に大丈夫か?でしたが、なんのなんの
 過去のイメージを払拭するドスの利いたヤクザでした。
 みんなやればできるんだから、上林というキャラが残念で仕方ない。

・※千葉真一氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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監督:白石和彌
脚本:池上純哉
音楽:安川午朗
出演:松坂桃李、鈴木亮平、村上虹郎

『孤狼の血 LEVEL2』
 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (ここなつ)
2021-09-07 09:54:18
こんにちは。
この映画って、「ザ・東映」なのですよね。
昔からヤクザ映画って、ヤクザを仁義あるものとして描いてしまっていたことに少なからず罪はあるような気がしますが…
鈴木亮平は仁義とか何とか関係なく無差別に狂気をばらまいていたような感じですが、出所したばかりの時は亡くなった前組長のことを思っていたような気が…
それがただの猟奇犯罪者に加速していったことにびっくりでした。
ここなつさんへ (ituka)
2021-09-07 17:28:19
西郷ドンでも師弟関係にあったことから
前組長への思い入れは深いものがあったかもしれませんね。
ワタシ的に石橋蓮司は「アウトレイジ」のダメダメ組長のイメージが強烈だったので、あの組長を本当に慕っていたのか?でした。
狂犬男としての行動はムショに居たときの振る舞いの方が凄みがありました。
結局、鈴木亮平という俳優のイメージが本キャラに合ってない気がしたのがワタシの敗因でした。

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