映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~

映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

私が、生きる肌

2012年06月02日 19時31分15秒 | 映画 わ行
評価:★★☆【2,5点】


フランケンシュタイン男爵、現代によみがえる(おいおい)

と、いうようなミステリー・ホラー作品だったら
ワタシの好みなんですが、映画の対象物となる
個体女性が美しいことから、そっち系のノリではないね^^;



【あらすじ】
トレドの大邸宅に暮らすロベル・レガルは、
最先端のバイオ・テクノロジーを駆使した人工皮膚開発の
権威としても知られている世界的な形成外科医。
そんな彼の屋敷の一室には、初老のメイド、マリリアの監視の下、
特殊なボディ・ストッキングをまとった美女ベラが幽閉されていた。
彼女はロベルの妻ガルに瓜二つだった。
しかし、実際のガルは12年前に交通事故で全身に火傷を負い、
非業の死を遂げていた。
以来、失意のロベルは愛する妻を救えたであろう“完璧な肌”を
創り出すことに執念を燃やしていく。
そして6年前、ある忌まわしき事件が、
ついにロベルを狂気の行動へと駆り立ててしまうのだった。
<allcinema>



ハリウッド映画を見慣れてるせいか
画面から伝わってくる一種異様な雰囲気は
作品から漂ってくる匂いなのか、それとも狂気的研究を
自身の私生活のために行っているロベル医師の治療そのものなのか。

ひんやりとした冷たい空気感、登場人物の少なさ
邸宅に暮らす医師と年老いたメイドに監禁されてる謎の美女。

観てる者は、その美女が完成形なのか
未完成なのか、そしてそのボディ・ストッキングの内側に
隠された肉体がこの映画のキモとなるものなのかと
ストーリーのテンポが遅いだけに、いろんな推測だけが
先回りしてしまいましたよ(苦笑)

イメージとしては、SFっぽいところはあるんですが
それはロベルが人工皮膚を培養するところくらいか。
中盤辺りで物語りの6年前に遡っていきます。
そこで登場する、心身症を患っているロベル家の一人娘が
今回の物語りの謎解きに大きく関わってきます。

友人の結婚パーティー(?)に参加したところから
ひとりの男性に目を奪われる。
そして、その後は成り行きに身を委ね。。。若いって良いね!(爆)

しかし、直後の展開から予想だにしなかったことが始まります。
こ、これは本当に驚きました。
過去にいろんな映画を見てますが、こういう展開は
まったく予想できませんでした。

その後は、監禁されてる美女を凝視する自分がいました^^;
現実は映画より奇なり!の逆手を取った問題作か!(汗)

まあでも、評価点が低いのは最後のオチを描いてないところ。
ヨーロッパ映画に多いフェードアウトっぽい終わり方が
良いのか悪いのかは好みの問題ですかね~^^;


おまけ)
・それと知っててベッドで抱けますか?ワタシは無理だぁ(笑)

・自分の意志とは別に※ツを形成してるって。。。
 その恐怖よりも空腹感の方が先行しちゃってたのかな^^;

・段階的に大きくしていく挿入物をみて、最大のモノが
 そんなもんで安心しました(おい)^^

・一応、学会での報告では合法的観点しか言わないのね。
 ロベルがオフレコで会長と話す内容にしっかり“神への冒涜行為”
 なるものを述べているところが正常な人間であると確認できる。

・皮膚科の権威と思ってたけど、これじゃ医療総合的権威と
 いっても過言じゃないね(苦笑)

・あの弟の件はなくてもよかったんじゃないかな。
 その分、上映時間を短縮してもらいたかった。
 でも、それがないとメイドの過去は語られなかったってことか。
-----------------------------------------------------------
監督:ペドロ・アルモドバル
脚本:ペドロ・アルモドバル/アグスティン・アルモドバル
撮影:ホセ・ルイス・アルカイネ
音楽:アルベルト・イグレシアス


出演:アントニオ・バンデラス/エレナ・アナヤ/マリサ・パレデス/
    ジャン・コルネット


『私が、生きる肌』

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 君への誓い | トップ | 幸せへのキセキ »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kira)
2012-06-02 22:42:18
恐かったし、赦せなかったし、
なんとも言えず悲しかったです~

>最大のモノがそんなもんで安心しました
コラコラー

>その恐怖よりも空腹感の方が先行しちゃってた
とにかく、孤独で空腹で恐怖に支配されていたんでしょう・・
可哀想でした~(泣)
壁一面の日付けと独り言に、諦めない闘志を感じたわ

あの弟のセリフで、ロベルの妻の存在をアノコが知るきっかけではありましたね。
私はコレ、けっこう面白かったッス!
変態映画。 (rose_chocolat)
2012-06-03 08:01:58
>それと知っててベッドで抱けますか?
そこが変態映画と呼ばれる所以ですね(笑)

>最大のモノがそんなもんで安心しました(おい)^^
おいおい(笑) こういう所が大真面目に話されるのがもうばかばかしいけど何かだまくらかされたようで。
ようやるわと思いつつもしっかり見入ってしまいました。
itukaさんはイマイチだったみたい??
kiraさんへ (ituka)
2012-06-03 19:02:19
こんばんは。

後半のあの展開にはビックリしました。
どこぞの映画のように記憶が無くなってる設定ではないので
これはある意味、悲惨な結末でしたよね。

タライの水だけ残して数日間放置するというのは
体内を自然浄化するためだったのかなとも想像してます(ほんとかよ)^^

>壁一面の日付けと独り言に、諦めない闘志を感じたわ

あれね!あの執念はあそこで唯一抵抗する術だったのかもな~^^

>あの弟のセリフで、ロベルの妻の存在をアノコが知るきっかけではありましたね。

そうでした。
それにより、アノ子は僅かながら運命を受け入れることが出来たのかなってね。
最後、母のショックは相当なものと想像できます(泣)
roseさんへ (ituka)
2012-06-03 19:15:40
こんばんは。

これって、やっぱり変態映画ですかね(笑)
あの監禁美女、元を知らなかったら完全OKなんですが
さすがにこれはダメでした(笑)
無人島にふたりっきりになるとすれば、美形男子とブチャイク女子のどっち?と言われれば
間髪いれずにブ~女子の方がいいです。
それくらい、自然を大事にしたいワタシです^^

アレを形成する第一段階って、やっぱり切るんですよね!(ゲゲ~)
くっ付かないようにとはいえ、先端の形が妙にリアルだったのは監督さんの趣味だったのかな^^;

本作、衝撃はありましたけど、全体的なバランスを見た場合
弟のキャラと最後の決着の付け方が物足らなかったです。
久しぶりに。 (オリーブリー)
2012-07-08 17:40:34
意表をつかれました!!
思いもよらぬ変態度でしたよ。
しかも終始淡々としたバンちゃんなので、不気味さ倍増。

しっかし、目覚めればアレがなくなってたなんてね…どうですか?(滝汗)
ピアスみたいに、閉じないようにしなくちゃいけないのね…。
段階の変化は吹き出しそう…。
アレ以上はいいの?(平均的なサイズ?爆)

>それと知っててベッドで抱けますか?ワタシは無理だぁ(笑)

これ、どんなもんかお聞きしたかった(爆)
やっぱり無理ですよね(安心)
男性には色々と痛さを感じる映画だったでしょう(苦笑)
「ハード・キャンディ」もえげつないことするガキだったけど、目には目を~シモにはシモで報いらせたいものなのでしょうか(苦笑)
オリーブリーさんへ (ituka)
2012-07-08 23:09:57
こんばんは。

公開から4週間目、スルーしなくてよかったですね^^
ほんと!この映画には「どっか~ん!」ってなくらい衝撃がありましたよ(笑)
しかも、見せ方に気負いもなく普通でしたもんね。
これはこの作品世界に完全に嵌まってたってことでしょうか(笑)

>しっかし、目覚めればアレがなくなってたなんてね…どうですか?(滝汗)

少なくともアサダチという生理現象がないから「おや?」とでも思ってたんでしょうかね(おい)^^;

>アレ以上はいいの?(平均的なサイズ?爆)

ロベルは他人用には考えてないから
アレ以上、、、たぶん、自分サイズだったんだと思いますよ(爆)
でも、ヨーロッパ的にみれば、少々小振りに感じましたが(苦笑)

>男性には色々と痛さを感じる映画だったでしょう(苦笑)

なくす痛さよりも、まだ形成間もないころに、されちゃうんですから
傷口に塩を塗るようなイメージで、そっちに苦痛を感じましたよ(汗)
こんにちは~! (アイマック)
2013-01-08 12:54:26
衝撃作でしたが、予想つかない展開で楽しめました。
最初はたるかったんですが、6年前の映像からひきこまました。
最後が弱ったっすね。
ホント、抱けるというのがスゴいですよね。^^;

>なくす痛さよりも、まだ形成間もないころに、されちゃうんですから

ホントホント!当人、麻酔のせいもあって、?って感じでしたが
可哀想すぎます。。。
アイマックさんへ (ituka)
2013-01-09 00:39:01
こんばんは。
衝撃度で言えば、ココ5~6年のなかで最強だったと思います。
序盤から中盤までテンポ悪かったですよね(笑)

あの弟のアフォっぷりというか凶暴さに違和感があって、この映画に合ってないんじゃないかと。。。^^;

>ホントホント!当人、麻酔のせいもあって、?って感じでしたが

麻酔が切れた後に相当な激痛が待ってますよね^^;

コメントを投稿

映画 わ行」カテゴリの最新記事