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県庁の星

2006年02月25日 21時21分42秒 | 映画 か行
原題:『県庁の星』

監督:西谷弘
原作:桂望実『県庁の星』(小学館刊)
脚本:佐藤信介
撮影:山本英夫
音楽:松谷卓

出演:織田裕二/柴咲コウ/佐々木蔵之介/和田聰宏/井川比佐志/ベンガル

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“県庁のエリート公務員VS三流スーパーのパート店員”
まったく違う職種の人間を引き合わせるためには事件事故の類が相場と決まっているが、この映画では県庁の“一大プロジェクトである特別養護老人複合施設の建設”のため民間企業への人事交流研修がベースになっている。現実に有り得るためこれは非常に面白い設定である。

研修初日からスーパーマーケット“満天堂”に来て唖然である。駐車場には捨てられた買い物ビニール袋が散乱しホームレスが居て見るからに三流そのもの。経営体制にも疑問の連続である。これは野村(織田裕二)でなくても酷いと思うでしょう(^_^;) コスト低減のため人員削減で人手が足りず倉庫には在庫の山、山、山。しかも先入れ先出しの標準書、ルールなど何もなく店員ですら何時の商品なのか訳が分からない状態。そして組織図もなかったんですね(^_^;) 更に弁当の厨房を覗いたら店の古い商品を再利用である。

この辺りは普段は見られないスーパーの裏側を見られたということが良かった。あれを見て「もうスーパーでは弁当は買わない」と一瞬思いましたから。
ある日スーパーへの抜き打ち検査が有り店長以下固唾を呑んで見守っていたが、やはりというか当然のように勧告を受け期日までに改善されなければ即刻営業停止である。

そんな折一大プロジェクトでは突然チームから降ろされたことに気付き、恋人との結婚も解消され野村は失意のどん底にいた。ここで初めて相手の存在を認め協力し“満天堂”の改善に乗り出す。お互いの足らなかった部分を助け合うという、この映画は先々の展開が読めてしまうのだが演出が冴えているため観ていて感情移入しまくりでした。

それにしてもお役所というところは怖いね「前向きに検討するってことは何もしないって事だって知ってるだろ!」というように業界用語が頻繁に出てきて、もしかしたら一般でも広まる可能性ありますね(笑)

ラストで出てきた張り紙が「このエスプレッソは1杯100円です」に変わっていたのが、せめてもの救いか?(^_^;)

ストーリーもしっかりしていて主演のふたりも演技が上手い。今や日本映画界で最も客を呼べる俳優がガップリ四つに組んだのだから面白くない訳が無いという感じ。出演本数では“役所広司”にはかないませんが確実にヒットを飛ばせるということにかけては本作の“織田裕二”に敵無しでしょう。


評価:★★★★★

「県庁の星」オフィシャル・サイト
http://kaikaku-movie.jp/
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2 コメント

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邦画をあまり観ない いつかさんが… (ポロン)
2006-02-25 23:55:16
絶賛のですね(笑)

ポロンも観たいです~♪

スーパーというだけでも生活に馴染みのある風景 勉強にもなりそうやわ

楽しいレビュー有難うさん

邦画では・・・ (ituka)
2006-02-26 07:14:56
黒澤映画以来だったりします(笑)

今回は業界の裏側が見られたことが新鮮でしたよ

お奨め映画です 観てね(笑)

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7 トラックバック

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