ふふふ……。これを待っていたのです。三浦哲郎「青春相談室」(秋元書房)。十数年前に読んだのですがすごいインパクトがあって、忘れられませんでした。
だってこんな投書があるんだよ!
「十七歳の一尼僧です」
……尼僧? 幼い頃から我が子以上に可愛がってくれた「庵主様」に恩返しをしようと、中学校を卒業してから三年間修行することになって長野のお寺に来ている。尼寺なので女性と年配の男性しかいないのに、その中の「Sと関係ができてしまったのです」。
えッ! と思っていると、強引に唇を奪われたことがわかります。
Sは54歳。今までにも女の人と問題を起こしている。人手不足で解雇はできないらしい。
なにしろ四十年前の人生相談ですからねー。(小学館発行「ジュニア文芸」に創刊から終刊に連載。単行本発行は昭和46年)
恋愛や性に関する考え方はかなり変化したことがわかります。
でも、昔から悩みに関する相談って、恋愛・性・友達関係・家族・生き方についての悩みが多いですね。同じような悩みでも、解答者によって受ける印象は違います。わたしのベスト解答者は三浦さんと藤原正彦です。(「私の人生案内」) 三浦さんの答えについてはまた後で語るとして、こんなものすごいのもありますよー。とびとびに引きます。
「ぼくは十五歳の中三です。私立の男子校に行っているのですが、今年、高等部のA君と親しくなりました。A君はかみが長くて、ほりの深い美しい顔だちの美男子です。ところがA君は大の女ぎらいでした。それに男友だちもあまりおらず、人みしりらしく、いつも一人でした。」
誘われて家に遊びに行くと、女中さんしかいなくて、「きょうはだれもいないの?」と聞くと、
「いつもさ」との答え。そして、「ぼく」はA君と深い仲になってしまうのです!
全国の腐女子の皆さんが喜ぶようなこんな展開。
「泣くなよ、君がいい子でいればやさしくするから。君はかわいい、大好きだ、愛してるよ」
「ぼくは、君が一年にはいってきたときから好意を持っていた。ぼくはいつかうちあけようと思っていたけど、これ以上がまんしていたら君をだれかに取られてしまう」
「どんなことがあっても、君をはなさない。ぼくから逃げようとしないでくれ。君をだいじにするよ。大人になったら君は女になるんだ。そうして、ぼくたち結婚しよう」
ひぇ~、A君わたしを笑い死にさせる気?
ちなみにタイトルは、「男どうしの愛で、いつまでしあわせが続くか不安です」。
現在五十代かと思われますが……。
ほかにも、十六歳で二十九歳の婚約者がいて、普通の女の子として生活したいのに……というものも印象に残っています。
あ、三浦さんの解答について書くスペースがなくなってしまいました。また次回。
だってこんな投書があるんだよ!
「十七歳の一尼僧です」
……尼僧? 幼い頃から我が子以上に可愛がってくれた「庵主様」に恩返しをしようと、中学校を卒業してから三年間修行することになって長野のお寺に来ている。尼寺なので女性と年配の男性しかいないのに、その中の「Sと関係ができてしまったのです」。
えッ! と思っていると、強引に唇を奪われたことがわかります。
Sは54歳。今までにも女の人と問題を起こしている。人手不足で解雇はできないらしい。
なにしろ四十年前の人生相談ですからねー。(小学館発行「ジュニア文芸」に創刊から終刊に連載。単行本発行は昭和46年)
恋愛や性に関する考え方はかなり変化したことがわかります。
でも、昔から悩みに関する相談って、恋愛・性・友達関係・家族・生き方についての悩みが多いですね。同じような悩みでも、解答者によって受ける印象は違います。わたしのベスト解答者は三浦さんと藤原正彦です。(「私の人生案内」) 三浦さんの答えについてはまた後で語るとして、こんなものすごいのもありますよー。とびとびに引きます。
「ぼくは十五歳の中三です。私立の男子校に行っているのですが、今年、高等部のA君と親しくなりました。A君はかみが長くて、ほりの深い美しい顔だちの美男子です。ところがA君は大の女ぎらいでした。それに男友だちもあまりおらず、人みしりらしく、いつも一人でした。」
誘われて家に遊びに行くと、女中さんしかいなくて、「きょうはだれもいないの?」と聞くと、
「いつもさ」との答え。そして、「ぼく」はA君と深い仲になってしまうのです!
全国の腐女子の皆さんが喜ぶようなこんな展開。
「泣くなよ、君がいい子でいればやさしくするから。君はかわいい、大好きだ、愛してるよ」
「ぼくは、君が一年にはいってきたときから好意を持っていた。ぼくはいつかうちあけようと思っていたけど、これ以上がまんしていたら君をだれかに取られてしまう」
「どんなことがあっても、君をはなさない。ぼくから逃げようとしないでくれ。君をだいじにするよ。大人になったら君は女になるんだ。そうして、ぼくたち結婚しよう」
ひぇ~、A君わたしを笑い死にさせる気?
ちなみにタイトルは、「男どうしの愛で、いつまでしあわせが続くか不安です」。
現在五十代かと思われますが……。
ほかにも、十六歳で二十九歳の婚約者がいて、普通の女の子として生活したいのに……というものも印象に残っています。
あ、三浦さんの解答について書くスペースがなくなってしまいました。また次回。






