くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

オレンジ文庫とか

2020-06-27 08:55:05 | 文芸・エンターテイメント
6月全然書いてないですね。
読んでなかった訳ではなく……現実と重ねたときの「日常」の差違に虚しさを感じてしまって。
大学が舞台なら、普通に学校に言って近くの席の人に辞書を借りたりコンパ行ったり物々交換したりご飯食べたりするんですよ。
今は緩和されてきたものの、頭のどこかにソーシャルディスタンスな観念があって引っかかりを感じるんですよね。
まあ、誰のせいでもないです。
この作品は「谷中びん詰めカフェ竹善」。
2巻まで読みました。図書館から借りられるようになって嬉しいのですが、返却したため細かいところは間違っているかも。
茨城出身の大学生紬は、実家から膨大な量の野菜が送られてくることに閉口しています。今回も玉ねぎと人参とキャベツが届きましたが、前回分を消費しきれていません。
いっそ捨ててしまうべきかと外に出たところ、派手に転んでケガをするはめに。
通りがかった外国人セドリック(だったかな……)に手当てをしてもらいますが、彼の家というのが昔は寿司屋だったのではないかと思われる「びん詰めカフェ」。棚一杯に様々なビン詰めが並んでいます。
紬の持っていた玉ねぎを「ジャム」にするという彼に、驚きますが、これがおいしい! あっという間に食べてしまいます。
その後、購入した保存食品を使ったサンドイッチがきっかけで男友達ができたり、義理の息子の家庭教師をすることになったり、とコミュ障気味の紬の生活にどんどん彩りが。
面白く読みましたし、とにかくビン詰めがおいしそうなのであります。

あとは、「これは経費で落ちません!」の6巻。短編集でした。森若さんを取り巻く人々サイドの物語。時系列で読んできたので、裏話的に読めます。

それから、「ゆきうさぎのお品書き」。
ある私立校に採用が決まった碧。大樹との仲も深まり、気難しいおばあさんにも気に入られます。
今回は彼の実家の旅館に泊まることに!
ただ、おばあさんが具合悪いときに作った小鍋、材料に「市販の白だし」が使われていたけど、老舗旅館の前女将の台所にあるものなのかな……。
都筑さんと双子の椿さんが好きだな。

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