くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「幹事のアッコちゃん」柚木麻子

2017-05-22 20:18:31 | 文芸・エンターテイメント
 夫が買った「野武士のグルメ」を読んだら、猛烈にパンケーキが食べたくなってスーパーで買ってみました。「厚盛りパンケーキ 湘南ゴールド」おいしかった。半分でやめるつもりだったのに、全部食べてしまったくらいです。
 アッコちゃんのシリーズを読むと、なんだかあれもこれも食べてみたくなるのですよね。スムージーもポトフも。今回は鍋ごと届けられて、毎日味噌やトマトソースを加えてちょっとずつ味を変えていき、五日目はカレースープにするのがおいしそうです。
 それから、秘伝のソースを使った焼きそば。
 「幹事のアッコちゃん」(双葉社)。シリーズ三冊目です。
 三智子の後輩社員に幹事の極意を伝える表題作は、幹事自身が楽しむことが大切だといいます。五日間連続の忘年会。中にはおとなしい人だけが集まる会なんていうのもあります。
 また、アッコさんを真似するくらい好きなのに、どれもこれもうまくいかず逆恨みする女性も登場します。
 ここに出てくる梅干しも、おいしそうだなあー。
 これまでは四編のうち二編がアッコさんの物語で、残りは少し遠い感じがしたのですが、今回はあとの二編も三智子の物語です。
 再びアッコさんに誘われて、習い事に付き合ったり、焼きそばの屋台を手伝ったりします。
 五日間って、アッコさんの考えには必要なものなんだなと思いました。