くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「くのいち小桜忍法帖」斉藤洋

2016-08-18 05:00:47 | YA・児童書
 三冊一気に読んで、もう返却したので詳細はずれがあるかもしれません。
 「くのいち小桜忍法帖」。
 小桜は橘北家の末娘。普段は長兄一郎の営む薬種問屋で丁稚をしています。(このときは男装です。ちなみに「四郎」という男名前もあります)
 橘北家はお庭番として、外様大名を探る忍びの者。
 兄たちはそれぞれお役目をいいつかって働いています。
 薬種問屋も、雇われ人は皆忍者。番頭の伊左次は小桜のボディガードみたいなところもあります。(三十くらいの設定ですが、挿絵だとちょっと年配っぽい……)
 そして、忍び犬「半守」。これで「はんす」と読むのです。洋犬。挿絵からいくとシェパードでしょうか。塀を乗り越え、屋根の上も歩きます。さらに、どうやらテレパシーもあるらしい?
 振り袖火事を模した付け火など、お家騒動にからむ事件を追っていきます。小桜のくのいちとしての成長も見どころ。