くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「万能鑑定士Qの事件簿」6

2014-04-29 08:34:29 | ミステリ・サスペンス・ホラー
 さくさくと、六冊めです。
 娘がインフルエンザにかかってしまい、今日は部活を休みにしました。なんと、娘は11連休です! とほほ……。
 さて、「最大のライバル現る」といいながらあっさり服役の雨森華蓮。警察から「万能贋作者」と呼ばれているそうですが……
 「贋作」なの? これ。
 わたしのイメージする「贋作」という言葉と、本作での扱いに隔たりがあるように感じました。
 てっきり絵画関連のストーリーだと思って読み始めたら、華蓮が詐欺に使うのはレディース装飾品(カットソーとかバッグ)のブランドコピーなんですよね。五億もの売り上げがプールされているほどなので、相当の腕前なんでしょうが、倒産寸前の町工場を騙して縫製させ、できばえは鑑定士にチェックさせて、見込みがなければ廃棄する。
 騙すことに充実を感じるタイプってことのようです。
 鎌倉のお屋敷に招かれて、よく理解できないこともやらされ、へとへとになった莉子でしたが、最後に起死回生の推理が。
 しかし、悠斗のダメダメな豆知識(?)に、本当にマスコミの人なのか疑問が。キヤノンの件で名誉回復しますが、編集長が彼を閑職扱いするのもわかります。(スクープも期待しているようですけど)
 キヤノン、わたしでも知っているメジャーな社名理由なのに、誰も信じてくれないのも彼の人徳(?)ですかね。