くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「この役立たず!」堀井憲一郎

2013-10-29 21:19:50 | 総記・図書館学
 ある日、M先生の机の上に、やたらと分厚い一冊の本を見かけました。
 その名も「ホリイのずんずん調査」。気になって聞くと、堀井憲一郎という名を教えてくれました。
 早速図書館でチェック!
 と思ったものの、名前が覚えられない。付箋紙に書いたのに、それを貼った手帳は車の中だよ。
 その後、一冊だけ発見しました。「この役立たず! ホリイのずんずん調査」(文藝春秋)。95年から週刊文春で連載していたんですね。そのためか高島俊夫先生のお名前も数回出てきて、わたしは満足です。
 ホリイさんはテレビショッピングが一週間にどのくらい放送されたかを調査したり、日本三大急流の速さを比べたりします。ダウンタウンの二人の本を比較して、一人称の統一具合から、松本は自分自身で書いているけど、浜田はライターが入っていると推察。(坂井真紀さんの本についても語っています)
 ものの見方がおもしろい。
 ところで、今回はわたくし、改行を多くとってみました。下田治美や伊集院静は改行多いらしいよ。ナンシー関と野坂昭如は少ない。高島先生は中間より上かな。
 チョコボールを買い占めてエンゼルマークを探したことも。
 年号の語呂合わせを調査する回が印象的です。栄えある第一位「イイクニ作ろう鎌倉幕府」。大化改新はバリエーションが多すぎるとのこと。「無事故」「虫殺し」などあるそうです。
 そういえば、年号語呂合わせの本を持っていました。「院政はじまるやろ(1086年)」とか「鉄砲伝来いごよさんが増える(1543年)」とか、覚えましたね。
 はっ、この本に「ロッパさん」という語呂合わせが出てきて、「古川禄波ではないか」といわれる場面がありますが、いやー、うちの母は黒船来航を「いやござったロッパさん」だと言い張るんですよ。ペリーさんだというのに。なんかのキャッチフレーズと混じっているんでしょうね。
 回を追うごとに楽しくなるので、続編を借りられないかと思案中です。