くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「深夜食堂」⑤ 安倍夜郎

2010-04-13 04:23:13 | コミック
息子がそばを食べたいというので、父が連れていってくれたお店に、安倍夜郎「深夜食堂」(小学館)がありました。①が発売したばかりの頃、食べものの話好きだし、どうかなーとは思ったのですが、どうも取り上げられている料理がわたし好みでない。「赤いウインナー」とか。あわよくば自分の家の食卓にという思いがあるので、これは駄目なのかな、と。
いや、話を読んでいないのでよくわからないのですよ。ノスタルジックな対象としてのウインナーはありだと思うし、自分も子どもの頃はそういうのを食べていたと思うのです。でも、うちのおばあちゃんは嫌がる人なので。(うちの子はカップ麺食べたことがないです)
すみません、横にそれましたね。
試しに最新巻⑤を読んでみようと手に取って……。これが、おもしろかったのです、とても。
はじめは「麻婆豆腐」。あばたのあるおばさん、若い男二人。この三人、毎週日曜の夜に食堂で一緒になるのです。「弁天刑事」(だっけ?)という番組の時間帯で、どうもそれに出演している声優が好きらしいと知った男たちは意気投合。オタクの友情を深めます。それを横目に不機嫌そうなおばさん。しかし、ひょんなことからそれぞれの立場が明らかになり……。
「オムライス」もおもしろい。韓国人のレイさんと恋仲になった物理学者の物語です。
春キャベツに塩昆布とごま油をあえるだけというサラダを作ってみましたが、キャベツがかたくて今ひとつでした。
ほかに豆腐のステーキと茄子のひき肉炒めを作ったので、もしかすると麻婆豆腐の影響が出ているのかもしれません。