くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「西の善き魔女」③ 荻原規子

2009-07-19 05:21:32 | ファンタジー
よーむーのーおーそーいーよー! しっかりしろわたし! やっぱりそろそろ四十になる身でこの小説はキツイのか。①②と比較的スムーズにいけたのに、③の終章を読み終えるまでにすでに半月経ってしまいました。荻原規子「西の善き魔女」③(Cノベルズ)です……。
つまらないわけじゃないんです。権謀術数どんと来い! なんですけど……。どうして読めないのか自分でもわかりませんでした。
王宮にやってきたフィリエルたち。棋士を目指して研究所入りするルーンも一緒です。いよいよ女王候補のお目見えも間近に迫り、フィリエルはアデイルと対になるドレスでパーティに参加します。「紅ばら白ばら」の物語を知っている人ならばこの姿を無視することはできないでしょう。
そこに食いついたのはリイズ公爵です。そう、ルーンをさらって行ってひどい拷問をした--。

時間をかけて読んで、やっと「西の善き魔女」が、外交にたけた女たちの比喩であることがわかりました。いや、今までも出てきましたけどね、このフレーズ。
読む前は、魔女に願いを叶えてもらいにいくのかなぁ、なんて考えていたので。
基本的にわたしは王宮のようなきらびやかな世界を苦手としているのかもしれません。④はいつ読み終わるのでしょう……。