くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

武士道セブンティーン

2008-12-08 12:45:56 | 文芸・エンターテイメント
あぁ、やっと買えたよ「武士道セブンティーン」!買う気になる前はあんなにあっちこちで見かけたのに、「シックスティーン」を借りて読んでからこらえきれずに探しに行ったらないじゃないですか! 本屋四軒まわったよー。
で、期待しすぎるとテンションて下がるものなので、ちょっとどきどきしながら読み始めたわけです。出だしが純然たる「続き」というのではなく、ラストのちょっと手前あたりなのは、最初ちょっと不服でした。
だって分かってることだしさー。いろいろエピソードに新事実が加わるから、なるほどとは思ったけど、早く香織と早苗の新しい道を知りたいわたしとしては、いらいらするのですね。あ、でも退屈なわけではないですよ。田原さん、黒岩さん、吉野先生といった個性的な新レギュラーも魅力的でとてもおもしろいです。
で、前回ラストが小刻みにしか読めなかったのですが、今回は堪能できたと思います。今日休みだったんで、朝の家事を終えてからずっと読んでいました。
剣道は、スポーツなのか。福岡南の練習に参加しているうちに早苗が感じはじめた違和感。高いレベルの選手である黒岩と香織の「剣道」に対しての思いの違い。
十七歳の春、互いの道を歩き続ける二人の握手で幕を閉じたこの物語には、きっとまだ新しい展開があるのだと信じています。まだコナカイさんの件もいろいろありそうだし。
来年の夏には、出ますか? 「武士道エイティーン」。

バッテリー

2008-12-08 09:04:00 | YA・児童書
漢検のアンケートによると、中学校の先生のお勧め本第一位は「バッテリー」だそうです。
ま、定番といえば定番ですよね。
でもわたし、あさの作品て何となく息苦しさを感じるんです。ストレートではないような。それは思春期独特のとげのある甘さかもしれません。他作品、例えば「The MANZAI」や「テレパシー少女蘭」にもその空気は漂っています。
そこが苦手ではあるのですが、青春ってそんな面を確かに持っているものだし、それがたまらない人もいると思います。わたしも実は随分読んでいますし。
ただ「バッテリー」という作品のことを、わたし自身は、「性格悪いけど自分のピッチングに絶対の自信を持っている原田巧に対し、永倉豪というキャッチャーが苦悩しながらもバッテリーとして成長しようと決意するまでの話」だと思っているんだけど。違う?
なんかインタビューで、あさのさんが、巧をずっと嫌な奴として描くのが苦しかったと言ってたはず。普通の少年漫画なら、周囲に揉まれてだんだん丸くなっていくところなんだけど、そうするとテーマがぶれてしまうから、あえて最後まで巧の性格を変えないようにしたんだとか。
でも、巧は変わっていくと読んでいる人が結構いるように思うのですよ。わたしの周りだけですかね。それともわたしが、あさのさんの言葉にひきずられているせい?
わたしはこの話、主人公は豪の方ではないかと思っています。なんか瑞垣がクローズアップしてしまうせいか、彼に目を奪われてしまうんだよね。カッコイイし。でも瑞垣だって巧にコンプレックスを持っている一人なんだと思うの。さらに門脇。続編で野球名門高を蹴って地元に残ったことが明らかになるではないですか。彼らは巧と勝負することを選び、豪は自分の実力に迷いはするもののともに戦う道を選ぶ。「バッテリー」として。
いやいや、苦手とかなんとか言いながら熱く語ってしまいましたよ。やっぱり一位になるだけあります。ちなみに二位以下は、「夏の庭」「赤毛のアン」「一瞬の風になれ」「西の魔女が死んだ」だそうです。

昨日何たべた?

2008-12-08 07:51:03 | コミック
きのう何食べた?
わたしはねぇ、ハンバーグとサラダと蓮根揚げてポン酢からめたやつ。あと塩辛、きのこ汁。娘の誕生日だからケーキも。
誕生日だったのにやっぱり熱を出して休日当番医に行きましたとも。夜中に息子まで発熱。ひー。
その前の日は、豚肉の味噌づけ焼き、和風ジャーマンポテト、豆腐の旨煮。和風ジャーマンポテトは、茹でたじゃがいも、斜め切りした長ネギ、ベーコンをオリーブ油で炒め、塩だけで味付け。仕上げに胡椒をひきます。大好きでしょっちゅう作る。
で、これが紹介されていたのが、よしながふみ「きのう何食べた?」なのですね。いやーもーおいしそうなものばっかり。二巻も発売日に買いましたとも! それにしても、青年誌に男同士カップルのまんがが連載されているなんて、なんだか時代は変わった? という感じじゃありません? さすがはよしながふみ! 一巻買ってすぐに、対談集「あのひととここだけのおしゃべり」も買っちゃいました。