近江八幡の旅も終わりに近づいてきました。
旧市街地には、豪商とよばれる近江商人の旧家が立ち並んでいます。
この街並みが、現代人の目には大変懐かしい郷愁感を与え、昔を偲ぶ観光スポットとなるのでしょう。
しかし、一方で見方を変えると、ここまでの豪商に上り詰めるには、そこに働く多くの人々の苦労もあったのだろうと思ってしまいます。
現在までに残されているのは、どちらかというと、商人として成功し贅の限りをつくした名残に思えます。
ただ、歴史博物館には、当時の生活様式が伺える日常生活の道具等も同時に展示されています。
が、私たちの年齢からすると、珍しいものではなく、「あぁ、そういえばあったな」といった道具類が多いようです。
しかし、部屋に一歩踏み入れると、やっぱりどこか違いますね。
凡人の生活環境には縁のなさそうなものが数多くあります。
旧西川家住宅は、撮影禁止のため住宅の入り口までの写真になります。
ここまでは、入場券を持たなくとも入ってこられます。
家の中は、やはり歴史館とはちがい、かなり贅沢な作りの家屋、庭、調度品が展示されています。
今回、近江八幡には、5時間程度見学していたのですが、気になっていたところは見られずじまいでした。
近江八幡は昔風の建築物が多く、いわゆる伝統的建物群保存地区のような形をとっていると思っていますが、凄いのはその建物を現在も現役で使われているはずなのです。
この建物を幾つか、見学したかったのですが、時間の関係で望みかなわずで終わってしまいました。
今回の近江八幡はここまで、次の機会があれば今度は是非建物を幾つか見学したいものです。
ここから、一路京都へ向かうわけですが、近江八幡の旅の一番最初に書いた笑い話の事、覚えていますか。
私たちの旅は、いつも観光タクシーを使うことがほとんどです。
なので、荷物を持ち歩く事などないわけです。
ところが、今回は電車での移動、一番最初にコインロッカーに荷物を預けた事をすっかり忘れていました。
何の違和感もなく、切符を買って改札をと向かったところで、連れの一人が「あら?荷物は?」と・・・
危うく、荷物を近江八幡に置いて、電車に乗るところでした。
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