ヤボ用に追われてすっかり更新が遅れてしまいました。
今回は八幡堀その1です。
近江八幡の観光名所というと、まず八幡堀が最初に上がるのではないでしょうか。
秀次が八幡城の築城の際に、城の防御と物資運用の両面を兼ねて造られた水路です。
琵琶湖から西の湖をとおり、近江八幡の旧市街を抜けて琵琶湖にもどるおおよそ5km余りの運河ともいえます。
近江八幡の楽しみ方に水郷巡りがありますが、ここは前回八幡山から写真左に見える西の湖界隈になります。
前回の写真で見るとわかりますが、あの位置から旧市街地を通り琵琶湖に戻るという長い水路で、よくぞ造ったなといった印象です。
この水路が、のちに近江商人を産み出すおおきな原動力となるようです。
近江商人の誕生には、いろいろな説があるようですが、以前懇意にしていました観光タクシーの方は(この方、相当に勉強されている方で、近畿圏の歴史、旧跡などにはかなり詳しいようです)、実はよくわからないというのが実情と話されていました。
日牟禮八幡宮の大きな鳥居を、知らぬ間にくぐると必ず渡る白雲橋ですが、この下が八幡堀になります。
春秋の桜紅葉時期はとても綺麗ですが、さすがに冬枯れ時期なると寂しい感じになりますね。
***冬枯れは寂しいので、春の模様も一枚のせておきます***
このお堀も、造られた当初から保存維持されていたわけでなく、かなり汚れて疲弊していたようです。
昭和の中頃に近江八幡の都市計画で、あらたに整備されて現在に至っているようです。
この状態になるまでには、土地の人の苦労があったようです。