12月の京都への道行きは知人との懇親会と、もうひとつ南座で行われる顔見世興行が目的であった。
京都師走の風物詩ともいわれる顔見世興行のチケットは、取るのが一苦労コネをきかせなければほとんど取れない。
ところが今年は異変、チケットが余っているのだ、と知人からの情報があった。
調べてみると確かに空席がある。
まねきが上がると南座もはなやかです。
2等にするか3等にするか迷ったのだが、場所は同じ3階との事。
では、リーズナブルな3等を確保したのだが、いやはや狭いことこのうえなし。
ほぼこの位置からの観劇。一見遠そうですが、けっこう見られます。 狭いですが。
次からは、3等は止め、最低でも2等Aを確保しなければ。
お連れは家内と家内の友達なのだが、彼女らは前回特別席で花道のすぐ傍で観劇してたはずなのに、こういった情報はさっぱりであてにならない。
夜の部であったので、16:15から21:45までの5時間30分の観劇(もちろん途中途中に結構な休憩時間はありますが)、座席の狭さで楽しさも半減。
休憩の合間に、こそっと外を。 まねきの上にある松が目の前です。
歌舞伎の舞台セットは実にきれいなのです。初めて見たときにはこのセットに目を奪われてしまいました。 気をつけなければいけないのは、演目は物語の一場面を演じる事です。 先に演目の概要を知っておかなければ、面白みがなくなります。 最も、今は解説用のイヤホンガイドがありますので心配はありませんが。