しまちゃんの愛し糸島ブログ

糸島を個人的に愛している人達の紹介と、ネットワーク作りを目的とした、愛し糸島プロジェクトの情報発信ブログ。

「里山里海のめぐみ発見ワークショップ」に行ってきました。日本のドングリは18種。

2017年12月10日 01時21分37秒 | 糸島関係

 

午後から行きたいイベントが2つあって、しかも同じ時間始まりで同じ時間終了でした。タナカフェでふたつのイベントのちらしを眺めながら、どちらのイベントも行きたかったので、半分半分で行くことに決めました。まず1発目がこのワークショップで、企画された九大の清野聡子先生のあいさつのお話からのスタートでした。清野先生はカブトガニを守る会でもお世話いただいていて、他のいろいろなイベントにも従事されています。

糸島は古く人が住み始めた地であり、人は山や海とともにあった。そして人間によって土づくりが促進され、水が守られてきた。また、山のモノ海のモノから道具を作ってきたが、昨今は道具は買うものとなり、無いものを工夫して自分で作るという技術が失われつつある。それで、里山の知恵や技術を継承することの重要性を認識して、物を作ることを楽しみましょうというのが今回のイベントの趣旨です。というような清野先生のご挨拶があり、今回のゲストの林重雄さんが昨日作られたクリスマスリースを見せてくれたり、ご自分が取材された「大入の大綱引き」の綱をクズのかずらとりから、縄をなう方法をパワーポイントで見せていただきました。

 

また、以前砂浜に土俵をつくり行われていた相撲大会が、砂が減って土俵が作れなくなり、他の広場に、かずらの輪を土俵にして現在は行われている様子を清野先生が紹介してくれました。

かずらは、切っても根を残していればまた生えてくる性質を持っているが、以前は牛ややぎのえさとして消費されていたが、家畜がいなくなり、邪魔者あつかいになりつつあるそうです。

 

今回講師がお二人いて、一人目がビーチコーミングといって、海岸の漂流物を調べたり、漂流物からアート作品を創る活動をされている、林重雄さんで、まずビーチコーミングがどういうものか説明していただけました。

漂着物の分類の仕方、漂着物がどういうところに流れ着きやすいか、ゴマアザラシのゴマちゃんの死体の解剖に立ち会い、胃の内容物でプラスチックの人工加工物が多かったこと、危険な漂着物、等の話があり、漂着物から作れるものとかが紹介された。そして、本日はクリスマスリースを作るようでした。

お二人目の講師が糸島植物友の会の代表の平野照実さんでした。クリスマスリースとしめ縄を使った本格的正月飾りを作るみたいでした。

漂着物のお話が先あったので、漂着する植物の種がどう生えて広がっていくかとか、糸島市の花ハマボウもそういう漂着する種が泉川河口付近を中心に漂着し発芽成長したことを教えていただきました。ハマボウは天然記念物になったことを、今回知りました。

他にリースの材料となるマツボックリ、クズ、ドングリ類のことを簡潔にご説明いただきました。ドングリは見分け方のシートや検索表などの資料をいただきました。

日本のドングリは18種あるそうです。その見分け方をちょこっと習いました。

ドングリって全部落葉樹だと僕は思っていたのですが、ほとんど常緑樹なんですね。知らんかった。

 

糸島の正月飾りの特徴は右が稲の手元(根元に近い方)で穂先が左にくるそうです。穂先は切って整えることはなく「頭は取らずに成長させる」という意味が込められているそうです。

 

 

 このイベントに引き続き明日(12/10)もイベントがあるそうです。主催されている「糸島こよみ舎」の方たちの告知がありました。

糸島こよみ舎さんはこの前僕もまちのコウモリ探検とバードウォッチングで参加させていただいた「ITOSHIMA SEIBUTSU TAYOUSEI」というイベントを主催されました。

また「糸島こよみ2017年版」が発売中です。ここのきさんとかでも売っています。日めくりの暦で糸島の風物が季節ごとに学べます。

 

リースに使う貝殻とか材料がたっぷり用意されていましたが、僕は15時で抜け出して次のイベントに向かいました。

いよいよこれから本当のワークショップ本番だったのに、抜け出してごめんなさい。


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