「インモータルズ」というギリシア神話をモチーフにした映画のDVDを見た。ボーナストラックにデリートカットがいくつか入っていて、その中にゼウスが人間に化けた老人が人間の子どもたちに「なぜ神々とタイタン族が闘うようになったか」というストーリーを板絵で説明するシーンがあってそこに「カニ」が出てくるのだが、それがカブトガニだった。
編集でカットされたとはいえデリートされたカットは見ごたえがあるので、DVDで見られる方は是非本編を観たあとで、このボーナスカットたちを観て欲しい。
CGが凄いのだけど、人間の軍隊同士の格闘シーンはかなりのものだと思う。つまり、カット割から構成までの撮影がまさにこういう絵を撮りたくて撮ったという計算どおりの撮影をしないと、こういうふうにならない実写画像の上にCGの画像が合成され、さらに特殊効果が加えられ絵がバッチリ決まっていました。実写以上の迫力をどうやって出すかの技術が半端では無いと思いました。
「バトルシップ」や「タイタンの逆襲」「ジョン・カーター」など「アバター」以降のCG主体で迫力を出すノウハウが発達してきた。これからは観たい映像はほとんど作れるようになってきた。日本の映画人が何を作るかが創造力勝負になってきていて、今まで、日本がアニメーションでやってきたことを、海外では実写とCGで作り始めている。
とにかく、画像の情報量や脳のどの感性に刺激を送るか、はっきりしたコンセプトが必要になってきた。今までOKだったクオリティがもう通用しなくなってきた。
韓国は映画を輸出産業として国策でバックアップされている。脚本作りに3年かけるのは普通だと聞いています。日本にはハリウッド式の莫大な予算をかけられる環境が無い。やはり、手描き中心アニメに頼らざるを得ないが、マンガの世界と同じくらい脚本家をもっと育てる環境を作ったほうがいいと思う。
そのためにも、若者は若いうちに世界を歩いた方がいい。
唐突だが、関が原の戦いを空撮でとったようなCG映画を見てみたい。
カブトガニついでに、4/14「くぎづけ大学」から。くぎづけ大学は千原ジュニアと高島彩がMCの深夜番組「ナダールの穴」から派生した長沼教授の面白い研究を大きな会場に視聴者を集めて紹介するという公開イベント番組でした。
北アメリカ東海岸ではカブトガニの青い血にHIV治療に効く成分がある?ということで、血1リットルが130万円で取引されているらしい。もちろん、カブトガニから、全部採血するのではなくて、一部を採った後に、またカブトガニを海へ放流するとのこと。
カブトガニ保存協会福岡支部のミーティングが3月にさいとぴあで開催されました。そのときカブトガニは世界各地にいて大きく3種類がいて、日本のカブトガニはアメリカの種とは違うので、どうもHIVに効く成分を持っていないようです。もし、HIVに効く血を日本のカブトガニが保有していたら、乱獲されてすぐ絶滅するか、漁師さんが養殖しようとすぐ言い出すのではないかなどと、また余計なことを考えてしまった。
今津の干潟のカブトガニ産卵地は砂が少なく、泥と水が汚れています。
今日はアースデイです。カブトガニのこと地球のことを少し考えてくれるとうれしいです。
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