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【COGHCC聖書通読】 2019/06/27

2019-06-27 08:00:51 | 一日一章・聖書通読日記
創世記 14:1-6

シナルの王アムラペル、エラサルの王アリオク、エラムの王ケダラオメルおよびゴイムの王テダルの世に、 これらの王はソドムの王ベラ、ゴモラの王ビルシャ、アデマの王シナブ、ゼボイムの王セメベル、およびベラすなわちゾアルの王と戦った。 これら五人の王はみな同盟してシデムの谷、すなわち塩の海に向かって行った。 すなわち彼らは十二年の間ケダラオメルに仕えたが、十三年目にそむいたので、 十四年目にケダラオメルは彼と連合した王たちと共にきて、アシタロテ・カルナイムでレパイムびとを、ハムでズジびとを、シャベ・キリアタイムでエミびとを撃ち、 セイルの山地でホリびとを撃って、荒野のほとりにあるエル・パランに及んだ。

アブラムの歴史の中に、突如として中東地域の国々で起きた戦争が登場します。中でもエラムの王ケダラオメルとは、現在のイラク周辺を治めていた王で、その勢力を伸ばして、チグリス・ユーフラテス川一帯の国々を平定し、更に足を延ばしてシリヤ、イスラエルまで手中に収めようと戦争に巻き込みました。現在の死海周辺にあったソドムとゴモラの王も周辺の国々と連盟を組んで応戦します。中東の肥沃な三日月地帯と呼ばれるこの一帯は、今なお戦争の絶えない場所ですが、その歴史はアブラムの時代にまで遡る、根深い問題であることを痛感します。

https://www.bible.com/bible/81/gen.14.1-6.ja1955

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創世記 14:7-10

彼らは引き返してエン・ミシパテすなわちカデシへ行って、アマレクびとの国をことごとく撃ち、またハザゾン・タマルに住むアモリびとをも撃った。 そこでソドムの王、ゴモラの王、アデマの王、ゼボイムの王およびベラすなわちゾアルの王は出てシデムの谷で彼らに向かい、戦いの陣をしいた。 すなわちエラムの王ケダラオメル、ゴイムの王テダル、シナルの王アムラペル、エラサルの王アリオクの四人の王に対する五人の王であった。 シデムの谷にはアスファルトの穴が多かったので、ソドムの王とゴモラの王は逃げてそこに落ちたが、残りの者は山にのがれた。

エラムの王ケダラオメルはアマレク人とアモリ人を撃ち破り、更に南下してカナン地方周辺まで戦いの手を伸ばします。ソドム・ゴモラ・アデマ・ゼボイム・ゾアルの5人の王は、シテムの谷すなわち死海周辺の谷で、エラム・ゴイム・シナル・エラサルの4人の王と戦いますが、戦いに破れてアスファルトの穴に逃げ込み、残りの者は山地まで背走しました。そのため谷間の肥沃な一帯は、守る者がいなくなったことになります。

https://www.bible.com/bible/81/gen.14.7-10.ja1955

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創世記 14:11-16

そこで彼らはソドムとゴモラの財産と食料とをことごとく奪って去り、 またソドムに住んでいたアブラムの弟の子ロトとその財産を奪って去った。 時に、ひとりの人がのがれてきて、ヘブルびとアブラムに告げた。この時アブラムはエシコルの兄弟、またアネルの兄弟であるアモリびとマムレのテレビンの木のかたわらに住んでいた。彼らはアブラムと同盟していた。 アブラムは身内の者が捕虜になったのを聞き、訓練した家の子三百十八人を引き連れてダンまで追って行き、 そのしもべたちを分けて、夜かれらを攻め、これを撃ってダマスコの北、ホバまで彼らを追った。 そして彼はすべての財産を取り返し、また身内の者ロトとその財産および女たちと民とを取り返した。

守る者のいなくなったソドムとゴモラの町をエラムの王ケダラオメルたちは略奪し、ソドムに住んでいたロトも財産を没収され、捕虜として連行されました。その知らせを聞いたアブラムは、よく訓練された318人の家来を連れてイスラエル北部のダンまで駆けつけ、夜襲を掛けてダマスコまで追撃して、ケダラオメルたちが略奪した財産を奪い返し、ロトとその一家、僕、財産を取り戻しました。別れ住むことになったとはいえ、同族のために命懸けで戦ったアブラムの姿に、滅び行く魂のために涙を流して祈り、サタンの手から人々を取り戻すべきことを学ばせていただきたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/gen.14.11-16.ja1955

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創世記 14:17-20

アブラムがケダラオメルとその連合の王たちを撃ち破って帰った時、ソドムの王はシャベの谷、すなわち王の谷に出て彼を迎えた。 その時、サレムの王メルキゼデクはパンとぶどう酒とを持ってきた。彼はいと高き神の祭司である。 彼はアブラムを祝福して言った、「願わくは天地の主なるいと高き神が、アブラムを祝福されるように。 願わくはあなたの敵をあなたの手に渡されたいと高き神があがめられるように」。アブラムは彼にすべての物の十分の一を贈った。

敵の手から捕虜と財産を取り戻して凱旋したアブラムを、ソドムの王が出迎えます。そのとき、サレムの王でありいと高き神の祭司であるメルキゼデクが、パンとぶどう酒を持ってやってきます。サレムという国はこの戦いのどこにも出てきません。実はサレムとは現在のエルサレム、メルキゼデクとは義の王という意味があります。すなわちメルキゼデクは神の御子キリストの姿であり、パンとぶどう酒は神の祝福を意味します。義のための戦いに勝利したアブラムを祝福するために矢って来たメルキゼデクに、アブラムは1/10の捧げものを送ります。これが什一献金の原型です。私たちがこの世で受ける利益はすべて、神からの贈り物です。その1/10を捧げることは、神の祝福を受ける秘訣です。

https://www.bible.com/bible/81/gen.14.17-20.ja1955

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創世記 14:21-24

時にソドムの王はアブラムに言った、「わたしには人をください。財産はあなたが取りなさい」。 アブラムはソドムの王に言った、「天地の主なるいと高き神、主に手をあげて、わたしは誓います。 わたしは糸一本でも、くつひも一本でも、あなたのものは何にも受けません。アブラムを富ませたのはわたしだと、あなたが言わないように。 ただし若者たちがすでに食べた物は別です。そしてわたしと共に行った人々アネルとエシコルとマムレとにはその分を取らせなさい」。

エラムの王ケダラオメルから捕虜と財産を奪い返したアブラムに、ソドムの王は人々を自分の元に返し、財産はアブラムが取るようにと申し出ました。しかしアブラムはその提案を受け入れず、すでに食べた食料の他には糸一本すら受け取らないと答えます。その理由は、アブラムを富ませたのは神ではなく、ソドムの王が財産を提供してやったのだと言わせないためでした。この感覚は、中東地方での交渉術をよく知らないと理解できないかもしれませんが、人に有利な提案をする振りをして、末代まで借りを作らせるのが彼らのやり方です。アブラムのとった行動は、腹黒い者に口実を与えないための防衛策です。目先の利益に目がくらむことのないよう、たとい損をしてでも悪魔の付け入る隙を与えないことが、罪に満ちたこの世において私たちがきよさを保つ秘訣です。

https://www.bible.com/bible/81/gen.14.21-24.ja1955
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