伊藤ファミリーBLOG

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【COGHCC聖書通読】 2018/09/09

2018-09-09 07:00:12 | 一日一章・聖書通読日記
ゼカリヤ書 1:1-3

ダリヨスの第二年の八月に、主の言葉がイドの子ベレキヤの子である預言者ゼカリヤに臨んだ、 「主はあなたがたの先祖たちに対して、いたくお怒りになった。 それゆえ、万軍の主はこう仰せられると、彼らに告げよ。万軍の主は仰せられる、わたしに帰れ、そうすれば、わたしもあなたがたに帰ろうと、万軍の主は仰せられる。」

今日からゼカリヤ書の通読に入ります。ゼカリヤが預言書として召命を受けたのはペルシャ王ダリヨスの治世2年目の8月ということは、一つ前の預言書ハガイ書2章と重なります。エルサレムの神殿が再建され、総督ゼルバベルに神様がイスラエルの王族としての地位回復を認めた時期を同じくして、神様はゼカリヤを召してイスラエルに過去の罪の悔い改めを勧告されました。また、ゼカリヤはイドの子ベレキヤの子と紹介されていますが、ここにも神様からのメッセージが含まれています。イドは戒め、ベレキヤは主の祝福、ゼカリヤは主は覚えておられる、という意味の名前です。すなわち、神様の戒めを守ることにより主の祝福を受け、約束の民として覚えてくださる、というメッセージなのです。神殿を再建しイスラエルの復興が始まるに当たり、神様は私たちに過去の罪を悔い改めるように勧告し、その戒めを守るならば神様が祝福してくださる、神の民として覚えていてくださるという、神の国の約束の原型がここにあります。

http://bible.com/81/zec.1.1-3.ja1955

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ゼカリヤ書 1:4-6

あなたがたの先祖たちのようであってはならない。先の預言者たちは、彼らにむかって叫んで言った、『万軍の主はこう仰せられる、悪い道を離れ、悪いおこないを捨てて帰れ』と。しかし彼らは聞きいれず、耳をわたしに傾けなかったと主は言われる。 あなたがたの先祖たち、彼らはどこにいるか。預言者たち、彼らは永遠に生きているのか。 しかしわたしのしもべである預言者たちに命じたわが言葉と、わが定めとは、あなたがたの先祖たちに及んだではないか。それで彼らは立ち返って言った、『万軍の主がわれわれの道にしたがい、おこないに従って、われわれに、なそうと思い定められたように、そのとおりされたのだ』と」。



http://bible.com/81/zec.1.4-6.ja1955

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ゼカリヤ書 1:7-10

ダリヨスの第二年の十一月、すなわちセバテという月の二十四日に、主の言葉がイドの子ベレキヤの子である預言者ゼカリヤに臨んだ。そしてゼカリヤは言った、 「わたしは夜、見ていると、ひとりの人が赤馬に乗って、谷間にあるミルトスの木の中に立ち、その後に赤馬、栗毛の馬、白馬がいた。 その時わたしが『わが主よ、これらはなんですか』と尋ねると、わたしと語る天の使は言った、『これがなんであるか、あなたに示しましょう』。」

ゼカリヤが預言者として召命を受けてから3ヶ月後に、神様は一晩に8つの幻を示されました。その第1の幻に出てくるミルトスの木の中に立った人とは、受肉前のイエス様を意味します。ミルトスはイスラエル地方に自生する常緑の低木で、謙遜の象徴とのことです。イエス様は豊かないのち(常緑)の源であり、謙遜(ミルトス)な僕でした。イエス様が自らゼカリヤに幻を見せて、この後に起こるメシヤの時代についての幻を見せてくださったのです。

http://bible.com/81/zec.1.7-10.ja1955

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ゼカリヤ書 1:11-17

「すると、ミルトスの木の中に立っている人が答えて、『これらは地を見回らせるために、主がつかわされた者です』と言うと、 彼らは答えて、ミルトスの中に立っている主の使に言った、『われわれは地を見回ったが、全地はすべて平穏です』。 すると主の使は言った、『万軍の主よ、あなたは、いつまでエルサレムとユダの町々とを、あわれんで下さらないのですか。あなたはお怒りになって、すでに七十年になりました』。 主はわたしと語る天の使に、ねんごろな慰めの言葉をもって答えられた。 そこで、わたしと語る天の使は言った、『あなたは呼ばわって言いなさい。万軍の主はこう仰せられます、わたしはエルサレムのため、シオンのために、大いなるねたみを起し、 安らかにいる国々の民に対して、大いに怒る。なぜなら、わたしが少しばかり怒ったのに、彼らは、大いにこれを悩ましたからであると。 それゆえ、主はこう仰せられます、わたしはあわれみをもってエルサレムに帰る。わたしの家はその中に建てられ、測りなわはエルサレムに張られると、万軍の主は仰せられます。 あなたはまた呼ばわって言いなさい。万軍の主はこう仰せられます、わが町々は再び良い物で満ちあふれ、主は再びシオンを慰め、再びエルサレムを選ぶ』と」。

受肉前のイエス様が地を行き巡るために遣わした馬から「全地は平穏です」と報告を受けましたが、これは神の民イスラエルが異邦人たちに蹂躙されている一時的な平穏、偽りの平和を意味します。そこでゼカリヤと語る主の使が、いつまでイスラエルを苦しめるのですかと問います。主がお怒りになった70年というのはもちろんバビロン捕囚を意味します。その問いかけに対し主イエスは、シオンのために大いなる妬みを起こし、憐れみをもってエルサレムに帰ると答えられました。第一の幻で神様は、異邦人がこの世を支配する時代の終わりを予告し、ヨハネの黙示録でも啓示されている千年王国と呼ばれる神様の支配する時代の到来を示されたのです。

http://bible.com/81/zec.1.11-17.ja1955

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ゼカリヤ書 1:18-21

わたしが目をあげて見ていると、見よ、四つの角があった。 わたしと語る天の使に「これらはなんですか」と言うと、彼は答えて言った、「これらはユダ、イスラエルおよびエルサレムを散らした角です」。 その時、主は四人の鍛冶をわたしに示された。 わたしが「これらは何をするために来たのですか」と言うと、彼は答えた、「これらの角はユダを散らして、人にその頭をあげさせなかったものですが、この四人の者が来たのは彼らをおどし、かのユダの地にむかって角をあげ、これを散らした国々の民の角を投げうつためです」。

ゼカリヤが見た第2の幻に出てくる4つの角とは、角は権力を意味しますから、イスラエルを蹂躙した4つの帝国、バビロン、メディア・ペルシャ、ギリシャ、ローマを意味するものと解釈できます。そして4人の鍛冶とは、これらの国を撃ち破る者を意味し、それぞれバビロンを滅ぼしたペルシャ王クロス、ペルシャを滅ぼしたギリシャ王アレキサンダー、ギリシャを滅ぼしたローマ皇帝、そして最後はローマを滅ぼすために来られた主イエス様です。すなわち最終的にはイエス様がイスラエルとエルサレムの栄光を回復されるという預言です。メシヤとして来られるイエス様の預言が、ここにも記されています。

http://bible.com/81/zec.1.18-21.ja1955
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【今日の聖句】 2018/09/09

2018-09-09 06:40:19 | 今日の聖句
詩編 34:9 新共同訳

「味わい、見よ、主の恵み深さを。
 いかに幸いなことか、御もとに身を寄せる人は。」

味わう、見る、という、神様が人間に備えてくださった五感を働かせて、神様の恵み深さを感じ取ることができるとは、実に素晴らしいことです。神様に全幅の信頼を寄せて、何事に対しても感謝を捧げることのできるさいわいを深く味わい知る私たちでありますように。

http://bible.com/1819/psa.34.9.新共同訳
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