たねまきびより ~いとえのバイオダイナミック農場日記~

小さな1つぶのたねから
ぐんぐん伸びていくその姿
ずっとながめていたくなる

脱都会!いとえ、英国の農場へ行く!

バイオダイナミック調合剤づくり☆

2011年10月01日 | バイオダイナミック農法

10 月1日 土曜日

今日は5日ぶりのミルキング☆

やっぱり、Foxgloveの温もりすてき♪♪♪

ミルキングが終わったとき、子牛たちにミルクをあげにいこうとしたらボスに

「今週半ばからミルクは夕方だけにしたんだ」とのこと。

たしかにね。

子牛たち、大きくなってきてるなぁという感覚ありましたもの。

もう葉っぱもモシャモシャ食べているので、離乳期なんでしょうね☆☆☆

 

っとまだ6時過ぎなのにトラクターの音が!!

 

シードワークショップのボス!!!

「な~んでこんな早くから耕してるの?!」って聞いたら、

「月曜日にはこのトラクターを他のファームが使うんだ。それに、来週はイトエもサラも居ないでしょ?やりたいことが終わらないんだよ」とのこと。

、、、、、。

ごめんね。ボス。でもね、セミナーに参加させてくれてありがとう(>_<)。

 

さて、午前中の作業。

ワイルドトマトの収穫をして、タネとり作業。

 

そして、そして、スコップを持って養蜂箱の裏へ。

ザクザクザクザク

宝探し。

出てきたのは、、、、

ん??なんでしょう??

 

そうそう!!!

バイオダイナミック農法には必須の牛の角~~!!!!

中にはなにかが詰まってる、、、。

入り口に見えるは粘土。

粘土を取ると、、、、

見えるは白いもの。

これはシリカ(二酸化ケイ素)の粉。

春に地中に埋めて一夏すごさせたもの。

 

これを片手に、向かうはこの村(コミュニティー)内の別のファーム。

気持ち良さそうにお昼寝しているブタ&ブタ。

そこには、すでにたくさんの人が!!

なにごとかと申しますと、今日は村のファーマー&ガーデナーが総結集して、バイオダイナミック農業に必要な調合剤作成をする日なのです。

先日調合剤の講習に参加してきたトレーニング2年目の青年の話にみんなで耳をかたむけ、それぞれの作業開始!!!

 

牛糞の周りを素足の若者たちがとりかこむ、、、、。

 

たまごの殻をすりつぶす人。

 

 

牛の腸間膜を広げ、

乾燥したタンポポの花を詰め込み、

ヒモで結びつける人。

 

牛糞を牛の角に詰める人たち。

 

 

そして、たまごの殻がパウダー状になったものを混ぜながら、、、、

(>_<)

うぎゃ~~~~!!!!!!!!!

この牛糞は空気を含ませながら交ぜるのがコツだそうで、普通はスコップなどでするのだそうですが、ここ数年、若者たちのFUNのためにこのような方法でしているんだそうな。

“FUN”ね~~~ぇ、、、、、。

残念ながらいとえ氏にここまでの勇気はなく、、、

「スコップでええやん」とか思いながらそれを横目に牛糞を牛の角に詰める作業はしましたが、

踏み踏みは、、、、さすがにできませんでしたf(^_^;)

 

あ~~。遠く日本から聞こえてくる疑問符の数々。

なんで?

なにすんの?

なんのためにこんなことしてんの???

ってか、調合剤ってなによ?!

そもそも「バイオダイナミック」って謎なんすけどぉ~。

 

 

うん。わかるよ。その疑問。わかるわかる。

いとえも現在、理解を深めるためにセミナーに参加させてもらっています。

だって、全然チンプンカンプンなんだもの。

 

いとえのわかる範囲は過去の日記をご覧くださいませ。

バイオダイナミック農業の歴史。

http://blog.goo.ne.jp/itoe_field/e/7ea4214aad5e37142530988e7fde4914

バイオダイナミックの○●の日。

http://blog.goo.ne.jp/itoe_field/e/131d8e98951ef839231cb18d459ddaa1

 

ここでは、さらっとこれらの調合剤の説明にとどめます。

 

まず、腸間膜にタンポポをつめていた作業。

これは、バイオダイナミック調合剤506と番号がつけられています。

占星術などで、木星に対応するお花は「タンポポ」とという記述が多く見られます。

そして、このバイオダイナミック農法でも

「木星がタンポポを通して大地に強く作用する」とされているのです。

そして、そのタンポポの「媒体」としての能力が腸間膜に包まれ、土の中にうめられることにより高まるんだそうな。

(は?なんで?!とか、聞かないで!(>_<)答えられないから!(笑))

このタンポポは秋に土の中に埋め、翌春地中から取り出し、乾燥させます。

この乾燥タンポポが506調合剤で、バイオダイナミック農法で堆肥を作る際の隠し調味料の*6つのうちの1つになるのです。

このタンポポ調合剤は、植物が光合成を行う際の光の吸収能力を高めてくれるんだそうです。

(だから、なんで?!とか、聞かないで!(>_<)答えられないんだってば!(笑))

 

そして、牛の角につめこんでいた牛糞。

これは、調合剤500番とされています。

これは6月23日(http://blog.goo.ne.jp/itoe_field/e/863a40993edfaf55bebd22e1853eeb08)に村のみんなで撹拌し、スプレーした調合剤。

これは、フィールド(大地)のアルカリ塩(ミネラル)を元気に活性化する力のある調合剤なのだそうです。

詳細は6月23日に書いてあるので興味のある方はどうぞ↑☆

 

土の中から掘り起こした中にシリカの入っていた牛の角は501番。

6月初旬(http://blog.goo.ne.jp/itoe_field/e/28be40e44b6dd777f6555e4402229eaa)&7月中旬(http://blog.goo.ne.jp/itoe_field/e/1969630a39a21182add7e8d2feb37f12)にスプレーしたものです。

 

 

そして、最後に、、、。

みんなが踏み踏みしていた牛糞。

これは、CPP(Cow Pad Pit)と呼ばれるプレパレーション。

手っ取り早いバイオダイナミックのプレパレーション剤といったところでしょうか。

一般農家からバイオダイナミック農法の農家に転換したい時などにも使われるもので、

2年ほど使うと、化学肥料成分、農薬成分がキレイに無くなるんだそうです。

そして、転換したい時だけでなくても、500番調合剤や501番調合剤の効果もUPするということです。

フレッシュな牛糞にたまごの殻、玄武岩を細かく粉にしたものをまぜて1時間、空気をよく含むようにかき混ぜます。

そして、堆肥の隠し調味料6つを混ぜて、地中にうめるのだそうです。

 

この村のそれぞれのファームで担当調剤があり、シードワークショップは501番。

隣のミルキングファームは500番。

etc....

お隣のミルキングファームが500番の牛の角の埋め込み作業をする時は、一緒に作業させてもらうつもりでいます☆

 

不思議なバイオダイナミックの調合剤作成日でした☆

 

あ。ちなみに、みんなが牛の角に詰めていた牛糞!!

いとえがミルキング担当しているFoxgloveちゃんのです♪♪♪

 

*6つの隠し調味料;6つの堆肥調合剤。

502番:ノコギリソウ(金星)

504番:イラクサ(火星)

507番:カノコソウ(土星)

506番:タンポポ(木星)

503番:カモミール(水星)

505番:バーク(ナラの木の樹皮)(月)

詳細はまた、そのうち堆肥を作成する日がくるはずなので、そのときに☆

 

 


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