たねまきびより ~いとえのバイオダイナミック農場日記~

小さな1つぶのたねから
ぐんぐん伸びていくその姿
ずっとながめていたくなる

脱都会!いとえ、英国の農場へ行く!

バイオダイナミック 508番スギナ調合剤

2011年12月10日 | バイオダイナミック農法

12月10日 土曜日

昨日金曜日は1日タネのパッキングをしながらも、主な仕事はマメの選別作業。

ザラ~ァ、ザラ~ァ、、と、音をたてながら映画「ラヂオの時間」を思い出す。

あ~。波の音に、、、うんうん♪ 聞こえる♪♪

たまにみつける♡マークのマメ。

そんなことにホッコリしながら、金曜日の日が暮れる、、、。

金曜日の仕事を終えた帰り道。

月がとってもまぶしくて、まん丸でキレイ☆(17:45の東の空)

そういえば、日本では土曜日に皆既月食が見れるんだっけ、、、。

そんなことを思いながら誇らしげに光る月、そして地面にくっきりうつるムーンシャドウ。

ライト要らずの月明かり。凍えるような寒さも少し和らぐような気がするのです。

 

翌朝ミルキングに向かう早朝5:20の西の空。

月がやっぱりとっても明るくて、空の色が若干青く見えるほど。

月って明るいんだなぁって、東京生活では気づけない空の魅力。

 

そんな土曜日、

バイオダイナミック調合剤のスプレーをしました。

通称508番調合剤。スギナ茶です。

スギナにはミネラルがとっても豊富に含まれていて、利尿作用、むくみ解消、自律神経などに効能があるハーブティーとしても利用されます。

このスギナ茶。

バイオダイナミック的な利用法は、植物の病気の抑制のためにスプレーします。

濃縮茶をつくり、利用する際にその都度希釈して散布するのです。

300gの乾燥したスギナを

5リットルの熱湯で1時間煮だします。

この煮だしたスギナ茶を、利用する際に5倍に希釈して散布するのです。

ここのファームで、主に散布するのは温室、ビニールハウス、ビニールトンネル内。

このスプレーは主に多湿などが原因で起こりやすいカビ系の病気に効果があるんだそうな。

満月の時、潮が満ちて海の水位があがるのはご存知ですよね。

月の力は水を引き上げる力。

それは海だけでなく、大地にも働いていて、大地は月の力が働くとき、活性化されているそうです。

その力は下方から上方に押し上げる力だそうで、昔日本でも満月前や満月に種まきをすると良いとされていたのに通じるものがある気がします。

しかし、その月の力が大地に強く働きすぎてしまっている場合、その力が植物体にも通じて影響し、大地としての働きが植物体に押し上げられてしまう。

すると、植物体が他の生物に対して土壌化し、菌や、寄生植物がその土壌(植物体)に繁殖してしまう。

その強くなりすぎた月の力を、スギナ茶は弱めることができるんだそうな。

 

この天体との関わりを通じての理論はちょっと理解に時間がかかりますが、

とにかくミネラル豊富なお茶はきっと植物に良いに違いない♪♪♪

冬の冷たい空気に、太陽のひかりがまぶしく光る中、

「不思議だな~。効くのかな~?きっと効くに違いない。Somehow~♪」とスプレーをした土曜日のお昼前なのでした。

 

土曜日も発見した♡の形のマメ♡

ホッコリを与えてくれる大事な瞬間♪