京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その186)四宗道場として勅願した・清淨華院

2012-04-02 00:08:54 | 京の話題

清淨華院(しょうじょうけいん)は貞観年間(859~877年)に宮中内に、天台・真言・仏心・戒律の四宗派の道場として清和連皇の勅願をもって、最澄の弟子慈覚大師が創建したことに始まります。

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後に、後白河法皇が法然に帰依して浄土宗に改宗し、寺地も変え、天正年間にこの地に定まりました。

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本堂(御影堂)です。

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たびたびの火災にあいましたが、境内の東向きに本堂(御影堂)、法然上人像・清和・村上天皇の尊像が安置されています。

もうひとつの見どころは「泣不動」とも「身代り不動」ともいわれ、その由来を描いた宅間法眼筆の「神本著色泣不動縁起」が寺宝として伝わっています。

新しく不動堂が造られました。

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「証空」と言う僧がわが師の重篤に立ち会い、身代わりになろうとしたところ、不動明王が現れ、身代わりになりました。その為、師の命も救われたと言う逸話が有ります。

上京区寺町通広小路上ル北之辺町395