今年はアニメ強化の年にしているわけだが、00年代アニメの再評価が思った以上にうまくいっていてニヤニヤしている。この再評価は「古典には甘くなる法則」あってこそか。いい時期であるのだな。
また、この法則が適用されている自分と、当時の自分、当時既に評価していたファンの比較をするのも楽しい。
・『涼宮ハルヒの憂鬱』
06年アニメ版視聴完了。エピソードシャッフルを再現していた。いや、改めてこれは凄い。当時の人気ぶりがよく分かった。おもしれぇやこれ。この仕組みのため、『憂鬱』は原作とは味わいがちょっと違うのだが。
それにしても、これを見るとしみじみ思う。ラノベもアニメもこの十数年でしっかり変化していった。まあ『機動戦士ガンダム』から『機動武闘伝Gガンダム』ぐらいまでの時間が経過したと考えれば当然ではあるが。
『涼宮ハルヒ』は当時のラノベらしいというか、どことなくかつての朝日ソノラマの香りを残していて、そこがどこか気持ちよくもあり、もどかしくもあり。
一番好きなキャラは古泉一樹。たまに素の性格が滲み出る古泉がいいのだ。ほぼ同率ぐらいで長門有希も好き。
・『蒼き流星SPTレイズナー』
視聴完了。後半のやたら強いレイズナーは、やはり前半の丁寧なそれよりもカッコいい気がする。
残念だったのはグレスコか。ドナン・カシムあたりに比べるといまひとつ勢いに乗りきれていない。この造形は限界だったということかしら。
それにしても、本編最終話は本当に無念というかひどいというか。改めて、凄い時代だったんだなぁ、色々と。
・『じゃりン子チエ』
永井一郎の関西弁がいいなぁと思ってたら、ハッとなって調べ、大阪出身であることを知る。なぜかずっと関東の人と思っていた。
太田淑子をとても楽しく味わえている。『ヤッターマン』のガンちゃんなんかは今一つしっくりこなかったのだが、アントニオjr.は文句なしに楽しい。
・『うみものがたり』
いや絶対そういう話じゃないだろこれと思いつつ見始めた。まあパチンコやらないので 『海物語』全然知らないのだが。
我が意を得たりというか、「09年あたりのアニメはこういう感じになるよな」という予想にピタリと当てはまっていて、中々勉強になる。