日本の南仏プロヴァンス、熊野古道・南紀の四季

日本の南仏プロヴァンスは、熊野古道・南紀。 南紀の出来事、南紀の日々をピーター
メイル風に書き綴る。

南紀の1月、新年のご挨拶

2010-01-01 | 挨拶
謹 賀 新 年

旧年中はいろいろお世話になりました。
本年もどうかよろしくお願いいたします。
                               元旦




南紀の12月、串本町行きの理由

2009-12-30 | 南紀の施設
B&G海洋センター

当地から35キロほど東南東に進むと串本に着く。

あの「仲を取りもつ巡航船」で有名な串本である。

但し音頭は残っているが、巡航船のほうは串本ー大島間に橋が出来て廃止になってしまった。

人工の橋の杭が並んでいるような橋杭岩が観光スポットで大島の周りがが釣りで有名である。

今後マグロの捕獲制限が強化されれば、串本の黒マグロの養殖場が脚光を浴びるは必定である。

28日、串本に向かったのは室内プールに行くためである。



先日ひょんなきっかけで病院に行ったのだがバッチリ糖尿、それも3度、体操でいえばC難度と言われてしまった。

即刻インシュリンでの治療なんて言われ、食事療法・運動療法するから1ヶ月の治療の延期を申し入れた。

その代わり、数字に良化の兆しが無ければ治療開始で話し合った。

ところが当方、糖尿病の予備知識なし、食事療法も運動療法だって無知蒙昧。

以前生活習慣病対策の中で、ウォーキングより水泳がはるかに効果が大きいというのを見つけた覚えがあった。

実はこの事が頼りで医者に提案したわけで、知識があっての成算あってのことではなかった。

その後、糖尿病や高血圧のことをネットで調べたが、こちらが思ってたほど簡単ではないと知らされた。

どうも自覚症状の起きにくい病気だけに一旦なってしまうと相当進んでいて、おいそれと直るなんてどころか中々完治に持ち込めない病らしい。

しかし是が非でも1ヵ月後に数字良くしなければならないから、ワンコ共(3匹)の散歩以外に運動しなければならない。

串本や田辺には室内プールがあるんだが、どちらのプールも当地すさみから40キロ。

でも遠いからなんて贅沢言ってもおれなくなった。

それで以前田辺の知り合いに聞いた、「自分で泳ぐ分には田辺のプールより串本がよい」とのことで串本のプールに来たわけである。

B&G財団の海洋センターがそのプールのありかで、串本の見晴らしのよい高台で近くに串本ロイヤルホテルがある。

風光明媚な高台で下に橋杭の岩が見え、大島や大島に行く大橋も見える。



建物が大きい割りにプールは6コースの普通の25メートルプール。



プールサイドに浅い小プールやお風呂まである。



外の景色中から見えるガラス面で覆われ、寝椅子まで置いてある。



1時半から5時半までがフリータイムでその間泳ぎ放題だが、いくらなんでもそうは泳いでいられない。

2時前に入って3時半までいた。

入水前はバタフライで1500m泳いで、バックで1000mか1500m泳ごうなんて思っていた。

ところが8月31日以来の泳ぎとあって、バッタで100泳いだところで嫌に成ってやめた。

それと水温が高すぎ、後で聞いたが32度、これでは泳いで疲れるはず。

仕方が無いのでクロールに変えて、一応1500mだけは連続で泳いだ。

後50メートルのバッタ8本泳いで、何とかバッタ500m・クロール1500mの計2000m。

しばらくぶりだから良しとしておこう、それに水温高い分カロリーの消費も多いことだろう。。

有酸素運動では、20分過ぎての運動で、それまで肝臓の糖の燃焼から、脂肪の燃焼に入るそうだから、そこそこ脂肪燃焼したことであろう。

食事療法と運動療法の両面で血糖値やグリコヘモグロビンの低下を図れば、当然肥満気味の体重も落ち、副産物としてダイエットが出来ることになる。

これらのことは無理やりのダイエットでなく自然のダイエットであり、勿論脂肪の燃焼が伴うから中性脂肪や脂肪肝にもよい影響が出るように思う。

とにかく当方としては1ヵ月後に数値よくせねばならぬと思っているゆえ、正月明けからは週2・3回は串本がよいに成りそうである。

実際ダイエットでは食事の効能が運動の効能よりはるかに勝っている。

しかし以下の理由で運動の効果否定するどころか推奨している。

<運動の脂肪燃焼以外の効果>
# 筋肉や骨を維持、増強する
# ダイエット中は痩せやすく、ダイエット後にはリバウンドしにくい体を作る効果

# インシュリンなどのホルモンの働きを正常に保つ効果
# 食欲の抑制効果
# セルフイメージのアップなど精神的な効果_


南紀の12月、果樹試験場行き

2009-12-18 | 南紀の野生動物
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イノシシの忌避材と有田の紅葉

今週の火曜日に有田(ありだ)にある果樹試験場に行って来た。



実は以前、すさみにある畜産試験場に行ったことがある。

名前からして畜産とあるから、獣害被害の研究していると思ったからである。

ところがイノブタの研究や、牛の品種改良はやっているそうだが、獣害に関してはノータッチ。

実は果樹試験場のほうが担当らしいそうである。

当方の手元にある、イノシシ忌避材の件で担当者に以前電話したが、忌避材に関しては信用できないのでやらないということであった。

実際に忌避すると思われる物質が出ていると言ったがありえないと妍もホロロで取り付くシマも無い。

それで、山奥の小河内まで行って実際にイノシシで実験してきた。

2回出向いたが、えさに混ぜると食べなくなる。

その結果もって、試験場まで出向くことにした。

直接以前の担当者では門前払い食いかねないので、今回は直接 場長に面会した。

ところがどうも過去いろんな機関で、忌避材の実験したらしいのだが、どうも旨く行かなかったようである。

獣害の実験始めたばかりの当試験場としては、其のあたりを考えて別のと言うかよそである程度効果見込める様な所からしていきたいようである。

WM社、委託研究でも共同研究でも費用かかってもしたいという意向なので其の点も言ってみたが、限られた人員で無理のようである。

片道87キロかけてやってきたが無駄足、やって駄目だからやらないなら納得もいくが、こちらが何とか結果出して行きながらの駄目だし。

なんとも憤懣やり形無しである。

一応、近畿中国四国農業研究センターの大田研究拠点ならしてくれるかもということで連絡先聞いて帰った。

帰ってから連絡取ったがこちらも色よい返事は聞けなかった。

どうも、産業技術関係と違って農・林関係はもう一つ融通性にかけるようである。


試験場の中と違って外は温暖な和歌山とはいえ、南紀すさみより87キロも北だけに、すでに紅葉始まっており、中での暖簾に腕押しとは一味違って気分もすっきり。



それと流石みかんの出荷額日本一の町だけにみかんの木が一面実をつけて黄色が目立つ。

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南紀の12月、ビッグユーのライブ配信講習

2009-12-02 | 南紀のネット事情
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ネットワーク入門

田辺のはずれに情報交流センター ビッグ・ユーがある。

南紀地域のIT普及の拠点である。



今8週にわたって毎水曜日受講しているプロジェクト&プログラムも実はこちらである。

遠隔地で行われている講座をインターネットを用いリアルタイムで聴講することが可能とある。

こちらの地方では受講が難しい、比較的専門的な内容の講座が低料金で受講ともある。

来年本格化すれば3時間程度の講座が2000円するそうだが円今回は500円や1000円と言うことなので10開催のうち7回出ることにした。

その第1回が1日に行われた。

目の前の机にパソコン置いてでなく、大型スクリーン使っての受講である。

ビッグ・ユーでは大型スクリーンのあるのは50人以上は入れそうな階段式の大型セミナールーム。

今回あまり宣伝がいきわたらなかったものか。興味持つ人が少なかったからか受講者3名。

その3名のため講義の中で質疑のため、また問題の返答のため補助員が1名付いてチャットでやり取り。

ビッグ・ユー側も今回は持ち出しも良いところである。

マァ新しい取り組みをしていく必要があろうからそれもやむをえないことかも知れぬ。

講義の内容については。3時間だからこんなものともいえるし、2駒にしてもう少し濃い内容まで聞きたかったともいえる。

でも当方のような、IT音痴の世代としては英会話と同じで定期的にそのような雰囲気に浸っていないと其のつど一掛けと言うことになり一向に進歩がない。

それで常時そのような雰囲気を必要としているだけに面白いと言うことになろうし、パソコン音痴の解消に僅かながらも進むとすれば願ったりと言うわけである。

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南紀の11月、熊野古道大辺路リレーウォーキング・3

2009-11-30 | 南紀のネット事情
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長井坂の巻

熊野古道には中辺路(なかへち)と大辺路(おおへち)ルートがある。

調べてみると、小辺路もあって高野山から山越えで本宮にいたるコースである。

それ以外にも吉野・大峯の修験道のコースもあったり、伊勢に続く伊勢路まであるから相当広範囲である。

今回はその大辺路のルートを富田坂・仏坂・長井坂と3回に分けてリレーでウォーキングする催しである。

ところが昨今熊野古道のウォーキング中々の人気で申し込んでも肘鉄を食らうことが多く、今回もやっと最終回の長井坂のみOKとなった。


すさみ海水浴場から見老津駅

先週の土曜日28日、9時受付で9時半スタートと言うことで9時前にスタート地点へ。

ところが当日の参加者100名だそうだが、受付開始時間に行きながら当方が最も遅い受付、何と言う集まりと驚き。



語り部1名と町の職員2名ほどが班毎に同行して、5班に分かれて5分おきに出発。

行程は11キロと言うことだから、そう大したことも無かろうと高くくって出発。

しばしの間は普通の道、山手に入っても細いながら車が通る道をしばし進む。

その道から分かれて次第に山道にはいっていくようになる。



田舎の地道程度のことしか考えていなかったが、ちょっとした低山の登山道と言うほうがよさそうである。

歩き始めて30分、息切らすような登りの連続が続く。

下りにかかると、一転前が開けて海が見える、曇っているので海の色まで青々と言うより黒っぽく見えるのが惜しい。



昔の人、熊野本宮へ中辺路通っていってそのまま元に帰る人と、熊野速玉大社から大辺路取って帰ったらしい。

那智大社に回って山越えで本宮に行き田辺に出るのと、そのまま海岸沿いに田辺へのコースがあったようだ。

海岸沿いの大辺路、道が険しく高貴の人はあまり来こなかったようである。

但し枯れ木灘の海の景色抜群ゆえ絵師や彫り師などがこちらの道を取ったようである。

道中疲れたとき、白波打ち寄せる枯れ木灘海岸は疲れも吹っ飛びもしよう。

海のそばの国道まで降りて、そこから再びみちは古道に戻る。

だらだら坂から川沿いの平地をあるき王子神社のあるところで昼の休憩。



このころから曇りから晴れにかわってくれた。

横走っているJRの線がトンネルに入ったところできつい登りが続く。

いぜんJR が工事のため、古道の木を無断で切ったとかでマスコミまで大騒ぎしてJR 現状回復させられたのはこのあたりだそうである。

このあたりでは山の木、杉・ヒノキでなく、ウバメガシや樫の木など落葉樹が多くて気持ちが休まる。



黒潮のそば、気候温暖だけに紅葉余程遅くないと見れない、わずかに紅葉楽しめるところもあり。



だが、海の景色がすばらしい、晴れともなると一入である。



延々登りと同じだけ下りである。

こちらも延々と続く、落葉樹の枯葉がいちめん積もっているだけにあしをとられる。

下りきったところで、テント張って役員の方々の手になるイノブタ汁が無料で配られている。



歩き終わって汗が引き出す体に熱いものが心地よい。

その上スタート時点までの帰りのバス代各自負担と聞いていたが、無料で運んでもらった。

どうも、「地方の得意の補助金」取っての企画であったか。

でもあり難く感謝しておいた。

語り部付きとはいえ随分時間かかった、帰り着いたらすでに4時過ぎになっていた。