itchy1976の日記

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門倉貴史+賃金クライシス取材班『貧困大国ニッポン―2割の日本人が年収200万円以下』

2009年01月22日 23時44分49秒 | 書評(新書)
貧困大国ニッポン―2割の日本人が年収200万円以下 (宝島社新書 273)
門倉貴史 賃金クライシス取材班
宝島社

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今回は、門倉貴史+賃金クライシス取材班『貧困大国ニッポン―2割の日本人が年収200万円以下』を紹介します。訳あって貧困生活を余儀なくされている人たちのレポート(ワーキングプア、貧困家族、名ばかり正社員、闇職系若者、貧困老人など約100例)がつづられています。この人たちよりも、私は5体満足で、周りにも恵まれているので、まだましなほうかと思う反面、大病を患ったときなど、人生が転落したこの人たちみたいになる可能性があることの怖さを感じる。こういうワーキングプアやニートの議論になると、「おまえ自身が悪いんだろう」という自己責任を押し付けられる。全員が、自分から望んで貧困になったわけでもないと思うから、貧困は自己責任なのかというとそういうわけでもないだろう。そういう人たちにも憲法25条の生存権の権利はあるのだから。少なくとも、最低賃金では暮らしていけないので、もう少し最低賃金を上げるといったことが必要だと思う。また、企業側も、非正規雇用から正社員への登用も必要だと思う。


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