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今回は、奥田英朗『野球の国』を紹介します。この本は、野球を知っている人なら気楽に読める本です。野球を知らない人でも、旅エッセイのつもりで読んでいけば、それはそれで楽しめます。つまり、野球の話半分と旅エッセイの部分半分といったところでしょうか。どこの地域でも、野球と映画館とマッサージと地元の料理は欠かせないみたいだ。作者の皮肉といいますか愚痴みたいなところが笑えますね。
話の内容は、以下の通りである。
沖縄編:キャンプ訪問
四国編:ヤクルトvs中日戦
台湾編;ダイエーvsオリックス戦、台湾野球の試合
東北編:2軍の試合
広島編:広島vs横浜戦
九州編:マスターズリーグの試合
最後に、地方球場に関連した意見を述べたいとおもいます。2005年のソフトバンクホークスのホームゲームの試合は、1試合(北九州市民球場)を除き全てヤフードームで行われる。ファンサービスを拡大していくのであれば、公式戦を何試合かは福岡以外の九州の球場でやったほうがいいと思います。地方の人たちに真剣勝負の場を見せることも立派なファンサービスだと思う。
地方球場の試合は本拠地球場にはない独特のムードがありますし、また観客も勝ち負けを超えて野球そのものを楽しんでくれるような、そういう風情があって好感が持てます。
一昔前はどこの球団ももっと「地方開催」をやっていたようですが(ソフトバンクもダイエー時代、それも九州に来て初めのころは特に北九州はじめ熊本や鹿児島などでも試合をやっていた)、最近少なくなったように思います。興行面での採算を考えてのことでしょうか。
本拠地を移転するチームが出てきたり、また交流戦による新しいカードも生まれました。もっといろんなところでプロの真剣勝負が見られるよう各チームが「営業努力」してほしいですね。
>一昔前はどこの球団ももっと「地方開催」をやっていたようですが(ソフトバンクもダイエー時代、それも九州に来て初めのころは特に北九州はじめ熊本や鹿
>児島などでも試合をやっていた)、最近少なくなったように思います。興行面での採算を考えてのことでしょうか。
昨年2004年のダイエー時代で言えば、地方開催は宮崎と北九州で1試合ずつありました。あと、東京ドームでの主催ゲームも2試合ありました。確かに興行面で採算が取れないのもあるでしょうね。また、選手の負担が大きいのもあるかもしれません。
>本拠地を移転するチームが出てきたり、また交流戦による新しいカードも生まれました。
あとは、バランスの面からいうと、四国に1球団あってもいいかもしれませんね。四国は野球王国なので、盛り上がるんじゃないですかね。交流戦は、2005年に関して言えば手探りながらいい勝負が続いているとおもいます。しかし、2006年以降は当たり前になるでしょうから、ファンにとっても新鮮さがないのがネックになると思います。つまり、面白くなければテレビの視聴率が下がるし、観客動員も下がるかもしれません。
それでは失礼します。
先日交流戦のオリックスバファローズVS巨人の試合を地元神戸総合運動公園のヤフーBBスタジアムで観戦しましたが、やはり、近所に野球場があって、そこでプロの試合が見れるというのは、単純に嬉しいです。著者も言うように、野球観戦ってある意味とってもいい加減でいいので好きですw。
単純に近所にプロ野球が開催されたとすると確かにうれしいですよね。そういう気持ちを味わうためにも、もっといろいろなところでプロ野球が開催されたらいいなあとおもいます。
それでは失礼します。