itchy1976の日記

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柳広司『ジョーカー・ゲーム』

2009年02月14日 23時59分15秒 | 書評(その他著者)
ジョーカー・ゲーム
柳 広司
角川グループパブリッシング

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今回は、柳広司『ジョーカー・ゲーム』を紹介します。本書はスパイ小説です。全部で250ページで短編が5編あります。日本軍に存在するD機関というスパイ養成機関のスパイ軍団が活躍する短編集である。D機関の創始者である結城中佐の人柄が間接的ににじみ出るような感じでした。私の中で一生もっておきたいベストな本にはならないですが、娯楽のために読んでもいい本だなと思います。

ジョーカー・ゲーム:D機関をスパイする佐久間の話。D機関と軍隊とでは大きく違うのに佐久間は戸惑う。スパイの容疑がかかっているジョン・ゴードンの容疑を探すために、三好が指揮を取る。私は二番目に好きな話である。
幽霊:蒲生次郎がグラハム氏をマークする話。
ロビンソン:井沢和男が相手方に捕まる。ロビンソンクルーソーを結城中佐から餞別としてもらい、それをヒントに逃走する話。私は一番好きな話である。
魔都:中国の話。及川大尉に命じられ、敵の内通者が誰なのか調査に乗り出すことになるのだが、及川大尉の家が爆破された。その犯人を捜すために本間軍曹が奔走する。
XX:ドイツ人カール・シュナイダーが殺された。彼は独ソの二重スパイである。彼について調べるのが、陸軍少尉からスパイになった飛崎弘行である。

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4 コメント

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スタイリッシュ!! (yori)
2009-10-24 20:10:30
itchyさん こんばんは
まさにスタイリッシュという言葉がピッタリの連作短編集でしたね!
私的には「ロビンソン」「幽霊」辺りがよかったです!!!
Re:スタイリッシュ!! (itchy1976(当サイト管理人))
2009-10-24 23:35:15
yori様コメントありがとうございます。

私はこの言葉が出なかったのですが、スタイリッシュ(洗練されている)という言葉がふさわしいかもしれないですね。

ロビンソンが好きなのは私と同じですね。

これからもよろしくお願いします。
Unknown (Roko)
2010-04-29 10:52:37
itchyさん☆おはようございます
結城中佐の冷静さと比べると、他の陸軍の人たちの形式主義は滑稽ですね。
でも、その体質は今でもずっと引き継がれているように思えてしまいました。
Re:Unknown (itchy1976(当サイト管理人))
2010-04-29 21:05:03
Roko様コメントありがとうございます。

その組織にとって、形式にこだわる方が簡単なのかなと思います。何も考えなくてもいいからですね。

直接的でなく、間接的に結城中佐の魅力が伝わってきました。

これからもよろしくお願いします。



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