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今回は、東野圭吾『分身』を紹介します。本書は、最初から最後まで結構楽しめる作品です。いつ氏家鞠子と小林双葉に出会うかということをポイントに読んでいけば楽しめるのではないでしょうか。あとは、育ての親(戸籍上の親)と産んでくれた親の感じ方の違い見たいな事もポイントになるでしょうか。
氏家鞠子は、母親の死をきっかけに自分探しの旅に出かける。主に、東京に上京して調査を続けることになる。その一方小林双葉は、テレビ出演がきっかけとなって、母親が死んだ。そのことによって自分探しの旅に出かけることになる。北海道に出かけて脇坂講介と調査を続けることになる。二人が出会おうとすると何らかのトラブルが起こることになる。いろいろと絡み合った複雑な人間関係と医学や科学や倫理と親子関係に着目することになるし、考えることにもなるだろう。
私は、話の展開が面白いと思った。いつ、二人は出会うのか?いつ二人は自分のころについて知ることができたのだろうか?というストーリーの立て方が良かったのではないかと思う。また、いつ何時でも科学は万能なわけではない。科学が克服しなければならないのは、技術だけでなく、人間の倫理観の説得も必要だと思う。やはり、一線を越えると殺人鬼みたいになるからね。科学が殺人鬼にならないためにも倫理観という歯止めが必要なのだろう。科学が役に立つということであれば、人間の倫理観は良いほうに説得されるだろう。
TBありがとうございました~^^
白夜行から、東野作品を読み始めて、本書もそれなりに楽しめました。
いつもコメントありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
分身とは渋いところで来ましたね 笑
地味ですが初期の秀作、良い作品だと思います!!!
東野作品は全部制覇しようとしているので、いずれは全部の本を紹介することになるのです。東野作品はやっぱりクオリティが高いですね。
コメントで記述の通り、地味な作品なのですが、秀作だと思います。
これからもよろしくお願いします。