itchy1976の日記

当ブログは、読了本の書評・感想とスポーツ、時事問題、日常生活のコラム中心です。TB、コメント、相互リンク依頼大歓迎。

野村克也『野村ノート』

2006年02月09日 23時23分36秒 | 書評(その他著者)
野村ノート

小学館

このアイテムの詳細を見る


今回は、野村克也『野村ノート』を紹介します。本書は、野村監督が貫いている監督としての原理原則や基本的な考え方について述べられています。含蓄のある言葉も引用されているので、読んでいてビジネスの世界でも使えるのではないかと思う。

本書を読んで一番興味を持ったところは、一塁に走ることによる左打者と右打者の打撃理論の違いである。首位打者は左打者(スイッチヒッター含む)が圧倒的に多い。そういうことも、右打者と左打者の違いなのだろう。または、左投手と右投手の割合の違いなのかもしれない。左打者が苦手なのは、左投手がシュートを持っているということだろう。シュートを持っているという意識付けがなされるので、ヤマが外れると打てないということである。

よく一流の選手が一流の監督になれないということを言う人もいるが、実際はそうでもないと思う。王監督は、世界のホームラン王ということで一流の選手でもあるが、ダイエーホークス(現:ソフトバンクホークス)を万年Bクラスのチームを超一流の常勝チームにしたわけであるからね。一流の選手でも、人間ができていない人は良い指導者やリーダーにはなれないということなんだろう。リーダーには、哲学というか人間ができていないといけないことが身につまされる。

本書で重要だと思った言葉は、「目標達成のためには、いきなり大きなことを目指すのではなく、小さい事項を積み重ねていくことで大きな目標が達成できる。」という言葉だ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。