合格率、過去最低の25％＝政府目標を1000人下回る―新司法試験

合格率、過去最低の25％＝政府目標を1000人下回る―新司法試験
司法修習生、４割が就職未定＝「危機的状況」と日弁連

法務省は9日、法科大学院全74校の修了者を対象とした2010年の新司法試験合格者を発表した。受験者8163人のうち合格者は2074人。合格率は25．4％と09年（27．6％）からさらに低下、過去最低を更新した。合格者自体は09年から31人増えたが、10年ごろに3000人にするとの政府目標を大きく下回った。

合格率は新試験が始まった06年は48．3％だったが、その後は4年連続で低下。合格者数も低迷しており、法科大学院の統廃合論に拍車が掛かるのは確実だ。法務省は、合格者目標について「今の時点で直ちに見直すことにはならないが、今後の論点にはなり得る」としている。

まあ、法科大学院の統廃合の議論も起きるだろうし、合格した人の就職難というものもあるみたいだ。合格した人の就職難とは、弁護士法人への就職ができないということだ。また、コネがないのにいきなり独立して事務所を設立しづらいということもあるでしょう。