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東野圭吾『レイクサイド』

2006年04月30日 23時23分10秒 | 書評(東野圭吾)
レイクサイド

文藝春秋

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今回は、東野圭吾『レイクサイド』を紹介します。この作品もそれなりには楽しめましたが、何か考えさせる感じがすると同時に親子関係のあり方であり、夫婦関係のあり方であり、子供社会のあり方であり、教育のあり方であり何か釈然としないような感想を持ちました。

事件は、主人公並木俊介の愛人といわれる高階英里子が勉強合宿の最中に殺された。序盤は、死体をどうやって遺棄し、事件をどうやって隠蔽するかということについて、藤間夫妻の考えたシナリオに並木俊介はしぶしぶ従うことになる。並木俊介は、他人同士が隠蔽に向かってなぜ進んでいけるのかということに疑問を持つ。終盤には、並木俊介が真相を暴くことになるが、この真相に向けてまた、いろいろと考えることになるだろう。

本書を読んで、はっきり行ってハッピーエンドというような感じがしない。何か考えさせられるなあ。釈然としない思いというより、自分の中でどういう風に結論付けようかなというところで悶々としている。なぜ、そういう感情が芽生えるかというと、登場人物の性格ややっていることに共感していないことがあるからではないか。特に、教育はお金で買うみたいな話は共感できないなあと思う。

「俺たちの魂は、この湖畔から離れられない。」という言葉は、俺たちは、湖畔で起こったことを背負っていくとともに俺たち3人(俊介、美菜子、章太)が共に生きていくということの表われであろう。

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