Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

食いしん坊にはぜひ~安閑園の食卓~

2016-03-27 | カルチャー

広島ブログ

私が面白いと思う本や映画に、いつも共感してくれて、美味しいと思うものもだいたい同じ。観劇好きな所も同じで、博多座で一緒に何度もお芝居を観た、佐賀在住のソウルメイトnaoさんが「この本、ぜひ読んでみてーーー。itatchiさん、ゼッタイ好きだから」と、何度も念押ししてすすめてくれたのが、こちら。

辛 永清さんの「安閑園の食卓~わたしの台南物語~」
料理が好きだ、と自認されている方には、必見です。
ちょっとこれ、どうやって作るの???えっ、これは???と、料理魂がうずくこと間違いなし。
                  

この本、すごく面白かった。そして、ものすご~くおいしそうだった。
戦前の台湾の大富豪の家に生まれ、のちに日本で料理研究家となった著者の幼少期の自宅での食卓を再現したものです。
安閑園とよばれるお屋敷に、一族で暮らし、何10人も使用人がいる大金持ちの邸宅が舞台。ガスも電子レンジも無い時代に、大家族の日常の、そして行事食の圧倒的な量と品数とクオリティ。
もう作る、作る。食べる、食べる。食べさせる、ふるまう、ふるまう。全編に家族愛や隣人愛に溢れてます。それを支える経済力があるというのも。まぁ、羨ましい。

珍しいさまざまな料理が次々に現れて、その匂いや、ジャーという音まで、行間から湯気のように湧き上がってきます。
モーレツに中華料理が食べたくなりました。広瀬町の『青葉』に行きたい!!薬膳鍋をフーフーしたい。

以前、台湾に行ったときは、トイレ事情に閉口して、リピはないかな、と思ったけど・・・・・また、行きたくなった。

『この本読んだよー』と、おススメしてくれたnaoさんに、久しぶりに連絡したら、話したいことがいっぱいあり過ぎて・・・・・。LINEだけでは、伝わり切らないので「今度、一緒にお芝居見に行こうーー」「行く行く!!」と、さっそく再会の話しが決まった。やっぱりソウルメイトだ。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (晴れ)
2016-03-27 11:35:56
食いしん坊です。
itatchiさんから借りてるこの本、通勤のアストラムの中で読んでます。
古き良き時代がひしひしと伝わってきます。
現在は中国があーだー、韓国がこーだーとか言ってるけど、食を通じて絆のようなものが生まれないかなーと思ったり。

臓物はもちろん、一滴の血も無駄にされないんですよね。
子ども達がみんなで手伝うのも、いいなーと思って読んでいます。

猛烈に読むスピードが遅いんで、もうちょっと借りときますね。
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晴れさんへ (itatchi)
2016-03-27 20:18:39
この本読むと、古き良き時代のこととはいえ、隣国にリスペクトすることがいっぱいあると思いました。
食というのは、その人の人生の土台をつくっているんだなぁ、と関心しました。
晴れさんなら、この本の中の真意みたいなものを読み取られるだろうな、と思ってました。
どうぞ、ごゆっくりお読みください。
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Unknown (くりちゃん)
2016-03-28 12:54:38
私もこの本お勧めされたので
早速読んでおります
ただいま主人公が、東京で料理教室を開いた
ところでございます
この過程でホロりっと涙し、美味しそうなお料理の話に
よだれがたらりっと・・・笑

父が子供のころ、祖母がよく鳥をさばいて、その血でもち米を炊いていたと話していたのを思い出しました・・・
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くりちゃんへ (itatchi)
2016-03-28 19:15:51
ほんとにお手に取っていただけたのですね。
わぁ、うれしいなぁ。
くりちゃんの言う通り。涙がホロッとして、よだれがタラッとする、まさにそんな本ですよねー。
やっぱり、くりちゃんなら!と、猛然とお奨めした私の目に狂いは無かった。
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Unknown (こうのみよこ)
2016-03-29 18:56:18
素敵な本のご紹介、ありがとうございました。読んですぐにAmazonに申し込んで、今日届きました。我慢できなくて、診療しながら盗み読みしています。まだ初めの方だけですが、思春期前の子どもに鶏1羽を食べさせるの、ベトナムの生活を書いた本にも出てきた覚えがあります。同じ東南アジアの習慣なのですね。感謝します。
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こうの先生へ (itatchi)
2016-03-30 00:45:02
まぁ、私の駄ブログ記事で、読んでみたい、と思っていただけるなんて、なんと、なんと!光栄です。
この本を手にとっていただきありがとうございます。

ページをめくると、台湾ののどかで家族愛、隣人愛に溢れた風景が、匂いや、音まで浮かんでくるようでした。
この本に、今の日本は見習うことが、いっぱいです。

ベトナムでも、鶏まるごと料理があるんですね。
子を思う親の気持ちが具現されたような料理です門ね。
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