伊丹スピードクラブ

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練習予定、練習記録、大会結果、その他雑感などに使用していきます。

第7回 全国スプリント選手権大会

2018年07月30日 08時21分24秒 | 大会結果
第7回 全国スプリント選手権大会
【日時】平成30年7月28日(土)~29日(日)
【場所】長野県長野市千曲川リバーフロントスポーツガーデンローラースケート場
【参加者】
 (男子)Teppei, Ken, Toshinobu, Yotaro, Genta, Issei
 (女子)Saya, Riko, Moeka, Yuzuki
 (高学年)Kohei, Chikako, Akane
 (低学年)Kazuki, Kanta



表題の大会に15名の選手で参加しました。
なんだか毎年書いている気がしますが、呪われているか?というレベルで雨に近づいて来られました。
一か月近くの猛暑日続きの中で、なぜかピンポイントで土日だけ雨予報な週間天気予報で、
関係者一同「なんじゃそりゃー?!、またかい!!」と内心(口にも出てました)思っていた訳ですが…

なんと、今回は、奇跡的な雨の避け方となりました。
初日の土曜日、午前中はザーザーぶり、寒いです。昼からの開催は無理かな~と諦めかけていたのですが、
急に晴れ間が見えたかと思うと、見る見るうちに好転しました。
その後、たまにポツポツきましたが、以降、1時間遅れで初日競技を完遂できました。
さらに、土曜日の夜から日曜日の朝は、再度大雨が降りましたが、日曜日朝からは完全なピーカンで、見事な雨の避け方でした。
こんなこともあるんですね~。

天気予報とにらめっこして、開催決断された日ロの役員各位の決断には感謝しかありません。
完全な晴天なら悩むこともないでしょうけど、こういう微妙な天気の時は本当に難しいと思います。
確保している会場費用や今後の確保可能性、宿泊、関係者の移動、選手各位の移動、日程調整、、、、、
などなど悩むポイントは本当に沢山あるわけで、それらを飲み込んで決断するのは大変だと思います。
その辺も理解して、無責任な批判は行わないようにしていきたいですね。(言うは易し…です)

という事で、2日間の競技スケジュールをスキップ無しに完遂頂けました。
このリンクは200mトラックながら、コーナーもRが小さく、幅もタイトで非常にテクニカルです。
その中で、実力も拮抗している選手同士でのスプリント対決は、本当に見ごたえがありました。
500mも1000mも大変面白いレースになりました。

また、日本国内初(初じゃない?少なくともここ10年は見たことがないです)のリレーが開催されました。
こちらは初回ながら国際基準でしっかりルール適用するという開催前宣言の通り、リレーミスによる失格が続出しました。
我々の伊丹女子、伊丹男子B、伊丹高学年がすべてリレーミスによる反則で撃沈しました (T_T)
どれも入賞候補のチームだったのですが…。残念でした。
ちなみに、反則で失格になる度に、審判の岡部さんが反則理由を詳細に説明しに来てくださりました。
本来そこまでする必要はないのに、誠実なお人柄に感謝です。


冒頭が長くなってしまいましたが、各カテゴリーごとのチーム員の結果など、ざっと記していきます。

【男子 500mスクラッチ】
スクラッチレースは要するに1 vs 1の競争を繰り返すトーナメントです。
実績に応じてシードされるため、基本的に最初の方は速い選手 vs 遅い選手という組み分けになります。
という事で、当クラブの中学生達はほとんど一回戦で撃沈してしまいました。

Issei vs 浦田選手。4月の実績でも明らかに相手の方が速い。


Toshinobu vs 小山選手。シニア日本代表です。これは流石に勝ち目がなさすぎますね。


Genta vs 吉野選手。ジュニア日本代表で、特に短距離を得意としている選手です。残念ながら勝ち目無し。


Yotaro vs 梅村選手。長距離では一泡吹かせたこともある組み合わせですが、残念ながら短距離はダメでした。


勿体なかったのがKen vs 小野里選手。
十分勝てそうな勝負でしたが、スタートで先手を取られてしまったことに焦ってしまい、無理にインコースを取りに行き、手を使ってしまいました。
プッシングの反則にて、降格すなわち負けとなりました。


Teppeiは順調にBest4まで勝ち上がりましたが、ここで吉野選手とぶつかりました。
Teppeiと吉野選手は大変仲良しなんですが、お互いにライバルと認め合う仲でもあり、どの大会でも非常に僅差で張り合っています。
このスクラッチレースでも見事な競り合いを見せてくれて、真のスクラッチレースの面白さが見られました。
Teppeiは何とかインを突こうと工夫しましたが、コーナー出口で膨らんでしまったところを、さらにそのインを突かれるデッドヒートで
大変見てて面白いレースでした。


吉野選手が公開している動画を許可を得て拝借しました。ぜひご覧ください。
https://www.facebook.com/inlinespeedskate/videos/252098142184541/?t=53

Teppeiはシニア日本代表小山選手との3位決定戦に進出しました。伊丹でTeppeiを育ててくれた大先輩の一人です。
強くなったところを見せて恩返し…とは行かず、乗り越えることは出来ず、Teppeiは4位となりました。

決勝は吉野選手 vs 山本選手。山本選手はシニア日本代表でスプリントが得意な選手です。
普通に考えたら山本選手の勝利だろうと思いましたが、吉野選手が超番狂わせを起こしそうになりました…
これぞスクラッチ!というような素晴らしいレースで、ハラハラドキドキしました。
同じく吉野選手の動画をご覧ください。
https://www.facebook.com/inlinespeedskate/videos/252100192184336/?t=51

【女子 500mスクラッチ】
こちらも男子と同じく、当クラブにとっては苦しい組み合わせで始まりました。
最初はYuzuki vs Rikoの同門対決で、実力通りYuzukiが勝ちました。しかしその次には日本一の吉野選手が相手…、どうにもなりませんでした。
Moekaは鷲尾選手との初戦でした。同年代なので何とか乗り越えなければならない相手ですが、また速くなってました…。敵わずでした。
Sayaは一回戦の鈴木選手には勝てたものの、次はジュニア日本代表の高萩(う)選手が相手で、どうにもなりませんでした。
伊丹女子はこのカテゴリーでは惨敗と言わざるを得ない程、早々に姿を消してしまいました。




【高学年 500mレース】
このカテゴリーは参加者も多く、予選→準決勝→決勝と勝ち進んでいくレースでした。
初出場のAkaneは残念ながら予選敗退となりましたが、普段の練習で見ているよりも遥かに速くなっていました。
フォームも低くなっていましたし、試合が選手を育てるというのは、明らかに真実ですね。
速くなりそうです。


Chikakoは予選の組から結構厳しい組み合わせでしたが、そこはしっかり勝ち切って準決勝進出しました。
残念ながら準決勝はKoheiとも同じ組で、2位以内に入ることが出来ず準決勝敗退となりました。



そのKoheiは決勝まで見事勝ち上がり、ニート3名 vs Koheiという厳しい構図ながら、見事に2位を勝ち取りました。
スタートから積極的に前に飛び出して逃げ切りを図りましたが、6年生の五十嵐君に抜かれてしまいました。
でも、結果以上に、積極的な展開が素晴らしく、必ず将来に繋がるレースをしてくれたと思います。



【低学年 500mレース】
残念ながら決勝進出は全員ニートに独占されてしまいました。
KazukiとKantaのどちらかだけでも(できればどちらも)決勝に送り込みたかったところです。




【男子 1000mレース】
予選3組中、各組1位とタイム上位4名だけが決勝進出できるレースで、中一組にとっては厳しかったですね。
全員予選敗退となりました。
TeppeiとKenは予選で同組となり、同じく同組の小山選手と3人でペースアップを図り、3人の予選突破を狙い、思惑通り予選突破しました。

決勝では小山選手が転倒してしまったため、Teppeiが3位、Kenが4位に入りました。
この結果、Teppeiは総合でも3位にはいりました。

決勝


【女子 1000mレース】
こちらも男子と同じレーススタイルです。
伊丹女子では唯一Moekaだけが決勝進出できましたが、決勝メンバーのブリザード女子と鷲尾選手のペースに着いていくことが出来ず
ズルズルと離れていきました。
ウィールの差もありそうにも見えましたが、やはり滑り方の差なんでしょうね。あの差を何とかしないといけないです。

予選(Yuzuki、Riko)


予選(Moeka、Saya)


【高学年 1000mレース】
Akaneはここも予選敗退です。(決勝に進むのは本当に難しいのです)
KoheiとChikakoは決勝に進出できました。特にChikakoは僅差での進出で、よく頑張った成果だと思います。
決勝レースでは、Koheiがスタートをしくじり、後ろからのスタートとなってしまったものの、上手く隙をつき前に上がっていきました。
割と珍しく、人の後ろに着く形となり、いつもよりは温存できたんじゃないかと思うのですが、最終コーナーで先頭の後ろに着いたままの2位は、同じ2位でも少し残念でした。
届かなくても構わないので、あそこは横に並んでスプリントして欲しかった。本人にも伝えました。

予選


決勝。Kohei vs ニート3名。


【低学年 1000mレース】
KazukiもKantaも各予選で3位でしたが、タイムレースにて、Kantaが決勝進出、Kazukiは予選敗退となりました。
このカテゴリーは完全にニートの独壇場で、決勝進出しましたが上位を独占されてしまいました。
この世代をテコ入れしないと、今後数年間負け続けになってしまいそうです。練習頑張りましょう。


【リレー】
一応今回の公式競技ではあるのですが、感覚的にはエキシビションぽく感じました。
冒頭記載の通り、表彰を狙って挑んだ伊丹女子、伊丹男子B、伊丹高学年がすべてリレーミスによる反則で撃沈してしまいました。
どこで反則を取られるかは分かっていたのに、反則取られてしまったのは残念でした。
また練習しましょう。











女子では吉野選手、鈴木選手、Rikoが混合チームを組みましたが、チームカラー統一のために伊丹女子Tシャツを着ました。
このチームが女子リレーを制しましたので、都合よく「伊丹の勝利!!」とばかりにハイタッチして喜びました。
まあ、悪ノリですね。(笑)






レース合間の伊丹女子。可愛いですね。


こんな感じでターフを並べて観客席を作ります。


なお、その他、素敵な写真が沢山あります。
ぜひ当クラブのFacebookか、日本ローラースポーツ連盟スピード委員会のFacebookもご覧ください。

ともあれ、非常に暑い熱い二日間でした。
最後になりましたが、天候の読みに始まり、見事に全競技を滞りなく運営頂きました日ロ役員の皆様に感謝いたします。


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