民主党の小沢一郎代表がアメリカに「ノー」と言ったのは、実に痛快である

2007年08月09日 22時12分27秒 | 政治
◆アメリカのブッシュ大統領は、小泉首相のことを「パピー」、「可愛い子犬ちゃん」と呼んだという。ブッシュ大統領が、「ワン」と吠えれば、小泉首相は、「キャン」と答えて、何でもかんでもアメリカの言う通りにする日本に対して、「対米従属国」と自らを卑下するような国民が多いなか、今回、民主党・小沢一郎代表がシーファー駐日大使を民主党本部に呼びつけて会談に応じたのは、痛快であった。
 小沢代表がシーファー駐日大使に「ハウ・ドウ・ユー・ドウ」と挨拶したのは、何とも皮肉である。日本国憲法を日本に押し付けたアメリカが、憲法違反を認めるような要求をするのは、理不尽も甚だしい。憲法9条のどこをどう読んでも、自衛隊の海外派遣が許されるとは読めない。
◆それはともかくとして、テロ特措法を何度延長すれば、アメリカは気が済むのかをブッシュ大統領やシーファー駐日大使に聞いてはどうか。アフガニスタンでは、打倒したはずのタリバンが息を吹き返し、実効支配の地域を拡大しつつある。序でに、アメリカはイラクで事実上の敗戦状態にある。いつまでに必ず勝利するつもりなのか、ブッシュ大統領やシーファー駐日大使に質してみるとよい。アメリカ軍の戦死者は、4000人を数え、もはや沼泥なのである。
◆石油輸送ルート、日本にとっては、生命線でもあるシ―レーンを守る必要があるのなら、護衛艦隊を増強し、小型空母、原潜なども増設して日本自ら派遣する方が、筋が通っている。小沢代表がシーファー駐日大使に言ったように、アメリカが勝手に始めた戦争にいつまでも付き合う必要はない。しかも、日本国民の血税をどう支出して、どう使っているのかさえ、政府が開示しないのは、明らかに憲法違反であり、財政法にも反する。
◆アメリカは、来年の大統領選挙で民主党が勝利する可能性が高い。ブッシュ政権は、すでにレイムダック状態に陥っている。こんなオンボロ政権とまともに付き合うのは、実にバカバカしい限りである。
結果がどうなるにしろ、小沢代表がアメリカに「ノー」と言ってみせたのは、日本国民に誇りと自信を取り戻すチャンスとなり、日本の進路に一条の光明を与えている。
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1 コメント

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あなたは小沢の正体をしっているのか? (蓬莱の島通信ブログ別館)
2007-08-19 08:32:16
こんにちは。あなたの議論には損得勘定ばかりがあって、価値観が感じられませんね。小沢一郎が何をしているか、もっと事実をごらんになってはいかが。
http://blog.goo.ne.jp/tike_hiko2000/e/f0d7fda53eb4b82b0515faa59a18b969

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