第2等の小沢一郎と第5等の菅直人、仙谷由人、野田佳彦、枝野幸男4人組の「人物対決」が佳境に入る

2010年08月29日 20時49分08秒 | 政治
◆中国・明末の碩学、思想家だった政治家・呂新吾が、著書『呻吟語』のなかで、「大臣」を六等分してみせている。一口にリーダーと言ってもその資質には、最上等から下等までを六段階に分けられるということだ。経済雑誌「財界」の元副主幹を経て評論家に転身して活躍した伊藤肇さんは、著書「現代の帝王学」において、『呻吟語』に基づき、「大臣にも一等から六等まである」という項を設けて、詳しく解説している。そのすべてを引用できないが、これを頼りに、いまの日本の政治家を分類してみるとしよう。
◆第1等の人物は「寛厚深沈。遠識兼照。福ヲ無形ニ造シ、禍ヲ未然ニ消シ、智名勇功ナクシテ、天下、陰ニソノ賜ヲ受ク」
 (全く私心がなく、作為というものがない。あたかも、人間が日光に浴し、空気を吸い、水を飲みながら、これを意識しないと同じように、何となしに人々を幸福にし、禍はいまだ来らざるうちに決してしまう。といって「頭がすごく切れる」とか、「勇気がある人だ」とかいう評判とか、「大変な手柄をたてた」とかいうようなこともなく、知らず知らずのうちに人民がそのお陰を受ける。とにかく、いるかいないのか、わからぬような存在でも、人民は無事太平を楽しんでおられる。こういう大臣が第1等には違いないが、なかなか、そんな人物は得られない)
 もちろん、いまの菅直人内閣に、第1等の大臣は1人もいないし、これほどの人格者的境地のリーダーはそうそう出てこない。数学上、理念的には「完全な円」というものがあり得ても現実には存在しないのと同様である。
◆第2等の人物は「剛明、事ニ任ジ、慷慨敢テ言イ、国ヲ愛スルコト家ノ如ク、時ヲ憂ウルコト病ノ如クニシテ、太(はなは)ダ鋒芒ヲ露(あらわ)スコト免レズ。得失、相半バス」
(いかにもしっかりしていて、テキパキと問題に取り組んでいく。剛直、直言、まっすぐに堂々と本当のことが議論できる。したがって、やや叡智や気概が露出して、時には物議をかもしたり、反発、抵抗を招く。しかし、いかなる障害があろうとも、敢然と主張すべきは主張し、やるべきことはビシビシやってのける)
 過去には、吉田茂、鳩山一郎、岸信介、田中角栄、中曽根康弘らがいた。自民党の小泉純一郎元首相は、自民党をぶ壊すと公言して、それぞれ物議を醸しながら、やるべきことはビシビシやってのける政治家であった。敵からの反発、妨害し熾烈を極めながら、果敢に驀進した。いまは、剛腕政治家と言われる民主党の小沢一郎前幹事長が、このタイプである。
 岡田克也外相、野田佳彦財務相、直嶋正行経済産業相が28日北京で開かれた「日中ハイレベル経済対話」に出席したが、「レアアース輸出枠」について、中国側から「ゼロ回答」
という残念な結果になった。中国側は、いまでは、小沢前幹事長しか信用していない。小沢政権ができれば、この交渉はうまくいく公算が大である。そう見てよいだろう。
◆第3等の人物は「安静、時ニ逐(お)イ、動(やや)モスレバ故事ニ循(したが)ッテ、利モ興ス能ワズ。害モ除ク能ワズ」
 (ひたすら、事なかれ主義である。悪いことはもちろんゆらぬが、さりとて善も進んでやらない、安全第1主義の人間、面白味はないが、安全なことは確かである)
 大半の政治家、大臣が、珍香も炊かず・・・の安全第一主義者だ。
◆第4等の人物は「禄ヲ持シ、望ヲ養イ、身ヲ保チ、寵ヲ固メ、国家ノ安危モ略(ほぼ)、懐(こころ)ニ介セズ」
 (特に私利私欲をほしいままにして悪いことをするというのではないが、とにかく、自分の地位、身分、俸禄を守るのに汲々としている人物。「国家ノ安危モ略(ほぼ)、懐(こころ)ニ介セズ」は、口では天下だの、人民だのというけれど、実際は、自分のことしか頭にない。しかし、進んで悪いことをしないのが唯一の取柄である)
 このタイプもかなり多い。民主党の渡部恒三・元衆院副議長、石井一副代表(参院議員、元自治相、国土庁長官)、藤井裕久前財務相らにこれらの特徴が顕著に見られる。渡部・元衆院副議長は、政権交代直前に「次は私が衆院議長だ」と衆院事務局などに吹聴していたが、実際に就任したのは、横路孝弘衆院議長だった。小沢前幹事長の推挙と知ってからは、昭和44年当選組の同期で41年もの長い付き合いを裏切り、「小沢は悪い奴だ」とマスメディアで悪口の限りを尽くしている。TBS番組「時事放談」の8月29日放送でも小沢前幹事長を終始口汚くののしり続けており、「友情の儚さ」を痛感させられるばかりで、恍惚老人の醜悪さだけが、テレビ画面を汚していた。
 石井参院議員は、これまでの小沢擁護の立場を翻して、代表選では菅選対本部の副本部長に就任して、小沢前幹事長の敵に回っている。藤井前財務相は、「幹事長室に陳情一元化」の原則に反して日本経団連の御手洗富士夫会長に会って意見交換したのがバレ、小沢前幹事長の怒りを買い、財務相をクビにされたのを恨み「、反小沢」に転んだ。この陰で、仙谷由人官房長官が配った官房機密費という「毒饅頭の毒」が効いているという噂が絶えない。このなかで、とくに石井副代表は、「筋の悪い借金に苦しんでいたところ、仙谷官房長官に救われた」とも言われている。財務官僚は、官房機密費として資金をどんどん注ぎ込んで、仙谷官房長官に小沢前幹事長潰し用に使わせているという。
◆第5等の人物は「功を貪り、衅(きん=ちぬる、あらそい)ヲ啓キ、寵ヲ怙(たの)ミ、威ヲ張リ、是ニ愎(もと)リ、情ニ任セ、国政ヲ撓他(どうらん)ス」
 (権勢に乗じて、野望を逞しくし、自分に組する人間だけを用い、そうでない人間を排斥する。我欲、私心の塊で、公儀を無視し、国政を乱してはばからない)
 この説明から真っ先に思い浮かぶのは、菅直人首相、仙谷官房長官、野田佳彦財務相、枝野幸男幹事長の4人組の顔である。「オリジナルメンバー」「脱小沢」などの言葉が、偏狭な排斥主義を言い表している。「挙党態勢」に真っ向から反する政治思想と言えよう。
 この4人組は、「脱小沢」の旗印の下で、小沢前幹事長追い落としを狙い、幹事長時代の小沢前幹事長の民主党の資金の使途について、データをマスメディアの一部にすでに流していると言われ、前例のないネガティブ・キャンペーンを開始している。さすがの自民党も左翼政権特有のえげつないやり方にあきれ果てている。とりわけ、暴力団・総会屋専門の弁護士である仙谷官房長官の「インテリ・ヤクザ」さながらの手法は、「政治家の品性」が問われており、「インテリ・ヤクザ左翼政権」の継続が国政を危うくすると多くの国民が憂慮し始めている。マルクス以来、マルキストの最終目標は、「国家の死亡」にあるので、国政が危うくなるのは当たり前である。
 フランス革命時の恐怖政治は、それを行ったダントンやロベスピエールを断頭台に送ったように、仙谷官房長官自身が、今度は朝日新聞の8月29日付け朝刊1面トップ記事「仙谷政治資金 長男側に 計320万円ビル賃料に充当」と書かれ、社会面(39面)で徹底的に「槍玉」に上げられているのは、何とも皮肉である。これもレッキとした「政治とカネ」の問題である。朝日新聞社会部は、手を抜いてはならない。
 菅首相については、東京・赤坂の韓国クラブの女性(韓国情報部のスパイ説あり)との親密な関係が取りざたされており、韓国に帰国している女性とその子ども、そして生活費の資金源を追って、大勢の取材陣、調査陣が、大挙して海を渡り裏づけ調査に奔走しているという。仙谷官房長官が握っている菅首相の弱みが、これだという情報もある。このスキャンダル合戦は、いよいよ佳境に入っているようである。実に面白い限りだ。
◆第6等の人物は「奸険、凶淫、煽虐、肆毒(しどく)、善類ヲ賊傷シ、国家ノ命脈ヲ断ジ、四海ノ人望ヲ失ウ」
 (野望をほしいままにし、天下に動乱を起す破壊的人物。これが最下等の大臣である)
 菅政権が、新左翼、革マルといった極左暴力集団の影響下にあるとすれば、これは警察庁・警視庁の警備・公安部の仕事である。

(ちなみに、私は「大臣」でも「政治家」でもない。ただの物書きである。くれぐれも間違わないように)

板垣英憲マスコミ事務所

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1 コメント

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Unknown (誰かさん)
2010-08-29 21:38:58
 本日(8/29) 夕方NHKのニュースでは、「菅総理が代表選での激突を回避する方策を、鳩山前首相と相談する(挙党一致内閣をつくる)」、仙谷官房長官談話で「代表選回避は可能」と報じられました。代表選回避の動きがぎりぎりまで続いているようにも思えます。また、仙石官房長官政治団体の事務所費用の流用疑惑(長男事務所)もこの時期だけに、なにか背景がありそうに思えます。

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