なぜ「戦艦大和」は、現代日本人を引きつけるのか

2005年11月22日 14時53分06秒 | Weblog
 今年春、広島県呉市にオープンした「戦艦大和ミュージアム」の入館者が、早くも「100万人」を突破し、「大和人気」の根強さを証明している。旧海軍主計大尉だった中曽根康弘元首相が、オープンの式典に出席して挨拶したのが、全国に知れ渡り、「旧海軍出身者」や「戦艦大和愛好者」に混じって、若い世代が各地から連日押しかけている。
 映画「男たちの大和」の撮影に使用された広島県尾道市向島に行われた実物大の戦艦大和のセットも人気抜群。十二月十七日封切りの前から、見物客が詰めかけている。「長い不況」に泣いてきたの呉、尾道の両市ともに「町起こしに貢献している」とうれしい悲鳴を上げている。
 折しも「信念の改憲論者」と言われてきた中曽根元首相の悲願である「日本国憲法改正」が現実味を帯びてきている。この状況と「戦艦大和人気」重ね合わせて、いまさらながらに中曽根元首相の陰然とした影響力の強さをまざまざと見せつけている。
 だが、戦後六十年を経て、九州・徳之島のはるか西北方の深海底に眠る「「戦艦大和の亡霊」が蘇った感があり「軍国主義の復活に結びつかなければよいのだが・・」と戸惑う人も少なくない。
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