小沢一郎元代表、野田佳彦首相の会談は、輿石東幹事長が「いい会談だった」、谷垣禎一総裁のアテ外れに

2012年05月31日 00時30分16秒 | 政治
◆小沢一郎元代表は5月30日午前11時、野田佳彦首相が輿石東幹事長に指示してセット民主党本部でセットした3者会談に出席し、約1時間半にわたり、今後の政治運営について話し合った。会談時間は、予定より30分オーバーした。
 会談後、小沢一郎元代表が記者団に囲まれてぶら下がり取材に応じた。3者のこれらの発言を分析すると、輿石東幹事長が、基本原則としている3つの条件がほぼ満たされたものと解釈できる。それが輿石東幹事長の「いい会談だった」と感想を述べているように、まとまったと見られる。3つの条件は、以下の通りであった。
 ①民主党を割らない。
 ②野田佳彦首相の顔を立てる。
 ③次期総選挙、参院選挙、都議会議員選挙で勝利する。
 この3つの条件に基づいて、会談結果は、こうなった。
 ①自民党との「大連立」はしない。
 ②自民党長老が、消費税増税法案に賛成しているので、小沢派が反対しても、採決すれば、衆参両院で可決され成立は可能しなる。
 ③自民党の谷垣禎一総裁が迫っている「話し合い解散」には応じない。小沢一郎元代表は、あくまで政権交代の原点回帰を主張し続けて、民主党を勝利に導く。
 ということで、この会談は、決裂どころか、うまくまとまっていたのである。 
◆小沢一郎元代表のぶら下がり取材での発言について、時事通信社jijicomは5月30日午後1時50分、「小沢元代表の発言要旨」を以下のように配信した。
「民主党の小沢一郎元代表が30日午後、野田佳彦首相と0の会談について党本部で記者団に語った発言の要旨は以下の通り。
 『まず、首相から消費税の増税は待ったなしだという認識だ。協力してもらいたいという話があった。私からは、大きな税負担をさせる前に政権としてやることがあるというのが国民の偽らざる気持ちだ(と述べた)。消費増税は、13兆円に近い大増税だ。これに賛成か否かということを今問われれば、賛成というわけにはいかない。これは国民の大多数の思いでもある。
 -首相からの答えは。
 それはそれとして、財政再建は待ったなしだ。時間がない。今やっとかなければならないという認識でいるというのが第1点。もう一つは、いろいろ民主党政権になって、自民党政権下に比較していろんな面で前進をしていると思っているというお答えだった。
 私は、自民党政治の延長線上という観点で比較すればそうかもしれないが、われわれの主張はそれよりもっともっと大きな大胆なものだったと考えている。
 -再び首相と会談し、一致点を得ることはできるか。
 一致点を見いだすかどうかは分からない。だけれども、首相は党代表であり私は(処分解除で)一党員になったばかりだ。一党員なので、代表から呼び出されれば、どこへでも行かなくちゃならないと、認識している』」
 続いて、輿石東幹事長が、記者団にぶら下がり囲まれて取材に答えた。
 産経新聞msn産経ニュース5月30日午後5時15分、「輿石氏ぶら下がり詳報『平行線、という言い方はどうかね』」という見出しをつけて、こう報じている。
 「野田佳彦首相と小沢一郎民主党元代表との30日の会談に同席した輿石東幹事長は記者団に『いい会談だった』と述べた。会談後に党本部で行われた輿石氏のぶら下がり取材の詳報は以下の通り。
 --会談では、どのような話が行われたのか
 『小沢元代表も記者会見されたんですよね。私は総理も元代表もお二人のお考えを十分述べられたと。だから結果的にいい会談じゃなかったかなと思っています』
 --消費税増税関連法案で意見の一致は
 『総理の方はもうご案内のように、ここへ社会保障と税の一体改革の法案を提出しているわけですから、しかもこれは待ったなしで、やらしてもらわなきゃならん問題だと。今日もそう申し上げ、それに対して小沢元代表は現時点でそうですかというわけにはいかないでしょうと。それはわけても国民の生活が第一、民主党政権、政権交代への国民の皆さんの熱い思い、それを考えると、国民の皆さんにも理解を、十分理解できるとは思わないと。そういう主張をされていましたね』
 さらに、野田佳彦首相も、記者団のぶら下がり取材を受けている。産経新聞msn産経ニュースが5月30日午後3時29分、「首相ぶら下がり詳報「合意には至らず」」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 「野田佳彦首相は30日午後、小沢一郎民主党元代表と党本部で会談し、消費税増税関連法案への協力を求めたが、小沢氏は拒否した。首相は『合意形成には至っていない』と述べ、再会談についても明言を避けた。会談後に首相官邸で行われたぶら下がり取材詳報は以下の通り。
 --約1時間半の会談で、小沢氏をどのように説得したか
 『まず最初、私の方から社会保障と税の一体改革の意義を改めてお話しをさせていただきました。国民の皆さまが一番社会保障の将来に不安を持っているということ、その社会保障のためにこれまで私自身も予算編成をやってまいりましたけれども、自然増であるとか、国庫負担分であるとか等々含めて、大変厳しいやりくりが続いていると。そのことが、教育、ODA(政府開発援助)を減らしたり、防衛費を削ったりというような状況が続いていることは、もうこれ以上は持たないと。きちっと早く安定財源を整えなければいけない』『あわせて社会保障は給付も負担も世代間の公平を確保するということをやりとげなければいけない。財政も厳しい状況の中で待ったなしということを改めて、もしかすると相当長くお話をさせていただきまして、その上で、これは法案を提出し、国会で審議も進んでおります。この国会中にきちっと採決をして、成立を期すというのが私の立場であるということを申し上げまして、ぜひご協力をお願いをしますという形で切り出しをさせていただきました』『その上で、小沢元代表からは、すでにご自身の会見でもお話しされていると思いますが、国民の皆さまのご理解をいただくには、3点、消費税の引き上げの前にやるべきことがあるのではないかというご意見がございました。1つは行政改革や、あるいは地域主権改革。まさにこれは国の形に関わる問題。それををしっかりとやるということ。2つ目は社会保障の理念というものをしっかり示すということ。それから3つ目がですね、経済の再生。何よりも今の経済状況の中で、国民にご負担をお願いするということはいいことなのか。この3つの問題をクリアをし、きちっと説明できる状況でなければ、いけないのではないかと。そういうお話を、これ、従来からお話をされていることだと思います』『それを踏まえて、現状では私どもは法案に賛成するということはできないと。この3点が大事なんだというご説明をいただきまして、それを踏まえて、まあ、1時間半にわたりまして、それぞれのテーマについて、意見交換をしました。特にご指摘を頂いた、さっきの3点の中ではですね、行革はずっと一生懸命やってきていると。今も特会改革であるとか独立行政法人を削る法案だとか、先般は国家公務員の人件費の削減もやりましたと。行革実行本部もつくりましたと。これまで以上にさらに取り組みをするんだと。だから、地域主権改革、もっと抜本的な改革をということでしたが、地域主権の戦略会議をつくり、国と地方の協議の場を作り、地方交付税を着実に増やしてきている。一括交付金もつくった。出先機関原則廃止の法案ももうじき出しますと、一連の取り組みを言いました。やってきていると』『それから、2つ目は社会保障についても自分たちが集積してきた、議論してきた社会保障はやり遂げるんですと。むしろ政権交代後、社会保障については機械的に削るのではなく、必要なことを増やすことをやってきていると。社会保障に力を入れてきているということも申し上げました。経済の再生は当然であると。G8(米国で今月行われた主要8カ国首脳会議)でも財政再建と成長を両立する話をしたと。当然のことながら、消費税を引き上げるときには経済を好転をさせる努力を懸命にやっているんだと。そういう話をさせていただき、またなおそういう意見交換をしたということでございます。そういうやり取りを個別にテーマごとにやりました』
 --双方の考え方を主張して平行線だったのか。一致点は見いだせていないのか
 『一致点、合意形成というのは、法案に賛成していただけるということなんですが、そこには至っていません。意見のやりとり、どういう問題意識をもっていらっしゃるかということはよく分かりました。ただ、それは小沢先生にも申し上げたのですが、行革の努力も経済の再生も、長い期間、1年以上やってきた議論の中でどなたも主張されました。どなたも主張されたことを盛り込んでいます。この法案は、行革はやらない、地域主権改革をやらない、経済再生やらない、社会保障の義務がないといって、国民にご負担をお願いするなら、それは無理だ。やってきているし、これからもやると。これからもやるということをあの法案の中に入れているのです。というご説明は十分にさせていただいたつもりです』
 --小沢氏は、首相から呼ばれれば引き続き会談をするという考えを示している。首相として今後呼ぶ考えはあるのか
 『改めまして今日の1時間半、かなり率直な天下国家の議論ができたというふうに思いますので、そのことをもう1回反芻(はんすう)をしながら、考えたいと思います』
 --今後、法案を変えていきながら賛成を求めていくこともあるのか
 『基本的には会期があるわけですし、国会審議がだんだんと進んできている中で、この国会中には採決をしなければならないという日程観については、お話をしましたし、そのための与野党の協議もしていかなければならないこともお話をしています。基本的にはそのスケジュール観の中でどう判断するかだと思います』
 --小沢氏の賛成を得られなくても衆院で採決するつもりか
 『まあ、今日の段階は率直な意見交換ができました。基本的には賛成していただきたいというふうに思っています』 
 --党が二分するのではという意見もある。野党側からは小沢氏と決別すれば協力すると。今後どのように対応するか
 『できるだけ多くの同志が結束をして、野党の皆さんと向きあって、議論をして、成案を得るということであります』
 --小沢氏から、賛成するための条件の提示はあったのか
 『消費税引き上げ自体には反対ではないとおっしゃっていました。だから時間軸だと思います。時間軸。私は、待ったなしなんで、行革もやります、社会保障もやります。経済再生もしっかりやります。同時に一体的に、包括的にやっていかなければいけない。そうでないと決められない政治として、日本の政治は漂流しますということを強く申し上げました』『小沢先生は、もうちょっと行革をやる、あるいは経済再生をしっかりやり遂げるという、その後の消費税という時間軸の問題での差があるというふうに思いました。そのことをもって何かの条件じゃなくて、考え方を示されたということであります』」


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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
小沢一郎元代表は、9月の民主党代表選挙で「再選なし」、「退陣」について野田佳彦首相に事実上の引導を渡した

◆〔特別情報①〕
 小沢一郎元代表にごく近い筋の情報によると、約1時間半にわたった小沢一郎元代表、野田佳彦首相、輿石東幹事長の3者会談は、消費税増税法案ではなく、小沢一郎元代表が「ざっくばらんに意見交換できた」と述べているように、大半がまったく別な話に費やされたという。「ざっくばらんに意見交換できた」話のなかで、一体どんな重要なことが話し合われたのか?

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『国際金融資本の罠に嵌った日本』(1999年6月25日)日本文芸社刊



目次

第8章 旧財閥系銀行の大再編と迦撃態勢づくり

―ダイナミックで本格的な景気政策を打ち出すことが先決 ②

●小沢一郎は竹下元首相の弱みを握っていた

 小沢元自治相は大きな「爆弾」を持っていた。それは日本長期信用銀行をめぐる「秘密」であった。この銀行は、巷でも「竹下銀行」「宏池会のサイフ」などと呼ばれてきた。竹下登元首相や宮沢喜一蔵相との関係が深いという意味である。

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『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』2006年11月刊
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」2007年7月刊


第6回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成24年6月16日(土)
『TPP参加で日本はどうなるか』
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板垣英憲マスコミ事務所

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2012-05-31 00:48:42
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あたかも倒産会社の株取引、マネーゲームに参加を表明する3メガバンクは支那人の怒涛の売りに立ち向かう愚かな決死隊。

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