安倍晋三首相は、野田佳彦前首相同様「ウソつき」で、国民有権者の声に耳を傾けず「聖人君子」に非ず

2013年12月25日 04時43分02秒 | 政治
◆「アベノミクス景気」の効果か、12月24日の東京株式市場は、米国の景気回復への期待感から、日経平均株価は一時、およそ6年ぶりに1万6000円台を回復した。しかし、終値は、先週末より18円91銭高い1万5889円33銭に止まった。問題は、2014年に入って、2万円から3万円と上昇し続けて、バブル経済がピークに達した1989年12月29日の3万8915円を目指して行くか否かだ。そうなれば、バブル経済の再来と言えるけれど、現在のところは、「アベノミクス」(3本の矢=異次元の大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略)のうち、肝心な「成長戦略」が弱い。まるで、「健康に問題のある安倍晋三首相」の如きである。余程、強力な「成長戦略」を打ち出さなければ、「アベノミクス景気」は、間違いなくたちまち失速する。「吉凶半ば」しているのだ。
◆安倍晋三内閣の支持率も、すでに影が差している。「ゴーイング・マイ・ウェイ」と強気一辺倒で突っ走っていると、「爪先立って転ぶ」ことになる。「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」なのだ。
 共同通信社が12月23日午後7時33分、「憲法解釈見直し反対53% 内閣支持6ポイント回復で54%」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 「共同通信社が22、23両日に実施した全国電話世論調査によると、憲法解釈の見直しによる集団的自衛権の行使容認に反対するとの回答は53・1%で、賛成の37・0%を上回った。内閣支持率は54・2%で、特定秘密保護法成立を受けて急落した今月8、9両日の調査から6・6ポイント上昇。安倍晋三首相が目指す憲法9条の解釈変更に対する異論の強さが浮き彫りとなった。内閣支持率は回復したものの、昨年12月の政権発足以来2番目の低さとなっている。政権交代可能な政党をつくる野党再編が必要との回答は63・1%に上った」
 内閣支持率は54・2%で、6・6ポイント上昇したとはいえ、「アベノミクス」と「日本を、取り戻す。」の二兎を追っていると、一兎どころか、二兎とも逃がしてしまう。何事につけ「一意専心」が、成功の秘訣だ。安倍晋三首相の「いまの姿」は、二兎を追う姿である。
◆さらに、「王道と覇道」という観点で言えば、安倍晋三首相は、「王道」を歩んでおらず、「覇道」に嵌り込んでいる。「積極的平和主義」を標榜していながら、「戦争の道」を驀進しているからである。
 「王道」を歩むならば、生活の党の小沢一郎代表が説いているように「言うべきことは言う。ウソはつかない。約束は守る。騙さない」という王道政治を行わなくてはならない。
 だが、安倍晋三首相も、野田佳彦前首相同様、「王道政治」とは真逆の「覇道政治」に
嵌っている。野田佳彦前首相は、民主党マニフェストで「消費税増税はしない」と国民有権者に約束していたのに、消費税増税法を強引に制定して約束を破った。地方分権政策も着手しなかった。安倍晋三首相は、何の約束もしていなかった「特定秘密保護法」の成立を強行した。数えれば、他にもまだある。
それどころか、安倍晋三首相、野田佳彦前首相ともに、国民有権者の声に耳を傾けようとしない点で共通している。
安倍晋三首相は、特定秘密保護法に反対する多くの国民有権者の声が聞こえず、野田佳彦前首相は、「原発再稼働反対の声」が「騒音、雑音」としか聞こえていなかった。
このサイトで以前にも書いたけれど、立命館大学の白川静名誉教授の名著「字通」によれば、「君子」の「君」は、「尹+口」から成り立ち、「尹=神杖を持つ聖職者」「口=祝詞を収めるサイという器」→巫祝の長をいう字であったという。聖人の「聖」は、 「耳+口+壬」=「挺立した人が耳をそばだてて、祝祷を収めるサイを置いて、神の声を聞いている形」を示す。「神の声を聞き得る人」を「聖」という。従って、「君子」とは、神の声を聞き得る聖人でなくてはならず、この意味で、単なる「紳士=ジェントルマン」ではなく、これを超える人物であることが求められる。
 国家統治に携わる国会議員、そのなかでも最高権力者である総理大臣には、「高度な統治能力」と「神の声=天声人語=民の声」を聞き得る能力がなくては、務まらない。
この意味で、安倍晋三首相、野田佳彦前首相ともに、「聖人君子」とはとても言えない。
【参考引用】NHKNEWSWebが12月24日午後6時12分、「株価 一時1万6000円台に」というタイトルをつけて、以下のように報じた。
 「連休明けの24日の東京株式市場は、アメリカの景気回復への期待感から、日経平均株価は一時、およそ6年ぶりに1万6000円台を回復しました。24日の東京市場は、アメリカの景気回復への期待が強まったことで、日本企業の業績も改善するとして、朝方は主力銘柄が買われ、日経平均株価は一時、およそ6年ぶりに1万6000円台を回復しました。しかしその後は当面の利益を確保しようという売り注文が広がり、日経平均株価の24日の終値は、先週末より18円91銭高い1万5889円33銭、東証株価指数=トピックスは逆に4.09下がって1257.55でした。1日の出来高は25億9057万株でした。市場関係者は『アメリカの金融緩和策は当面続くという見方から、投機筋を中心にリスクを積極的に取ろうと、株式に資金を振り向ける動きが続いている。一方、個人投資家の間では、株式の売却益などにかかる税率の優遇措置が今月で終了するのを前に、利益確定の売り注文が多かった』と話しています。
 円相場はいくぶん値上がり24日の東京外国為替市場は、当面の利益を確定させようと、このところ値上がりしていたドルを売って円を買う動きが出て、円相場は104円台前半にいくぶん値上がりしました。午後5時時点の円相場は、先週末と比べて24銭円高ドル安の1ドル=104円18銭~19銭でした。一方、ユーロに対しては、先週末と比べて30銭円安ユーロ高の1ユーロ=142円60銭~64銭でした。ユーロはドルに対しては、1ユーロ=1.3687~89ドルでした。市場関係者は「きょうは円はドルに対して値上がりしたが、アメリカや日本で株価が上昇していることや、アメリカが量的緩和の縮小を決め、日本の金融政策との違いが出てくることから、引き続き円が売られやすい状況が続いている」と話しています」


※Yahoo!ニュース個人


※blogos


にほんブログ村 政治ブログへ

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」

「朴槿恵大統領は、迷惑顔」、スーダンの陸自が韓国軍に銃弾1万発を無償提供、「戦争国家日本」へ驀進中!


◆〔特別情報①〕
 韓国は「本当に有難がっているのか」「有難迷惑しているのか」「有難いのに、死んでも有難いと言いたくないのか」―この曖昧なままで、安倍晋三政権が南スーダンにおいて、国連平和維持活動(PKO)を展開中の韓国軍に銃弾1万発を無償で提供したのは正しかったのか、大きな疑問が湧き上がっている。「素直でなく、可愛げのない朴槿恵大統領は、迷惑顔」という。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話から有料ブログへのご登録

※Yahoo!ニュース個人でも「情報局」有料記事の配信をしております。
YahooIDをお持ちの方は簡単に登録できます。ぜひご利用下さい。
お申し込みはこちらから↓


「板垣英憲情報局」はメルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓


blogosでも配信しております。お申し込みはこちら↓



第25回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成26年1月13日(月)成人の日
「大転換期到来!どうなる世界の情勢、
どう動く日本の政治経済、そして国民生活」
~いま世界と日本で起きていることを明かす


【お知らせ】
板垣英憲の新刊が発売されました


 板垣英憲の最新著書 「ロスチャイルドの世界派遣奪還で日本の《政治・経済権力機構》はこうなる」(ヒカルランド刊)
  ■NEW司令系統で読み解くこの国のゆくえ―新帝王に小沢一郎が指名され、旧ロックフェラー派は大粛清、しかし日本は消費増税分の大半を上納しなければならない

詳細はこちら→ヒカルランド


 板垣英憲の最新著書 「TPP本当のネライ~あなたはどこまで知っていますか」(共栄書房刊)
 全国書店で発売中 定価(本体1500円+税)
■TPP本当のネライ―あなたはどこまで知っていますか2013年9月刊
まえがき
第 1 章 TPPとアメリカの食糧支配
第 2 章 TPPの最大のネライは保険だ
第 3 章 TPPで日本医療界への食い込み ―― 国民皆保険制度の崩壊
第 4 章 TPPで雇用はどうなる ―― 解雇自由の法制化
第 5 章 米国「軍産協同体」が防衛省を食い物に ―― 米国の肩代わりをする「国防軍」の建設
第 6 章 米国が日米事前協議で日本政府に強い圧力をかける
第 7 章 日本のTPP参加に向けての経緯
あとがき


**********板垣英憲『勉強会』の講演録DVD販売********
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会
11月開催の勉強会がDVDになりました。
 「新しい価値の政治への大変動期に突入」 ~小泉純一郎元首相と小沢一郎代表の政治戦略 

その他過去の勉強会12種類(各定価3000円)をご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会

【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】




『内務省が復活する日』(1995年10月25日刊)

目次

第10章 暴かれた弱体な危機管理 ②

政府と地方自治体で機能を役割分担


 しかし、だから圭言って、手を挟いているわけにはいかない。あきらめてはいられないからである。危機管理と併せて、危機が発生した場含の復興計画などについて、政府が素早く構想や計画を描けるようにするには、どうすればいいのだろうか。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。


『情報流出のカラクリと管理術』(2003年3月10日刊)
『利権はこうしてつくられる』(1991年3月25日刊)
「『族』の研究~政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像」(1987年3月9日刊)
『愛する者へ遺した最期のことば』(1995年6月10日刊)
『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)
『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊)
『大蔵・日銀と闇将軍~疑惑の全貌を暴く』(1995年5月26日刊)
『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)
『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日 ジャパンミックス刊)
『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日サンガ刊)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日ジャパミックス刊)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日サンガ刊)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日 共栄書房刊)
『民主党政変 政界大再編』2010年5月6日 ごま書房刊
『国際金融資本の罠に嵌った日本』1999年6月25日刊
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』2006年11月刊
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」2007年7月刊


板垣英憲マスコミ事務所

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする