いたちゃんの『なるほど通信』

函館市議会議員・板倉一幸が市政とまちの「なるほど」をお伝えしていきます。

やっぱり住民の力は強い。工事途中でも設計変更が(^0^)

2013-12-11 23:30:18 | Weblog
 以前、西部地区の坂上の公営団地の皆さんから、坂道の工事と冬期間の安全対策で相談を受けたことをお伝えしましたが、100点満点とは言いませんが、改善を図ることで理解をいただきました。私としては、画期的なことだと感じました。
 ことの発端は、団地下の坂道(東坂)の整備工事が始まり、歩道が道路幅の半分を占める(普通なら悪いことではないと思います)姿を見て、これまでの道路形状だと坂上から団地入り口方面(一般住宅もあります)へは、ほど直線で走行できたものが、新しい道路だと歩道が幅広く、坂の上からさらに上に進む道路はクランク状になってしまいます。坂の上の住民には、事前の説明は全くなかったそうです。斜度が15度以上あるそうですから、財政さえ許せばロードヒーティングを設置する基準に合致しています。
 私も、ロードヒーティングを設置して欲しいと要望を受けましたが、すでに6年間新規の設置をしていないものを認めさせると、ここだけではなく、他に設置して欲しい個所との競争となり、優先順位付けなど、いつのことやら分からないまま、現在の工事は不満なまま竣工してしまいます。
 私は、初めて団地の皆さんとお話しした後、市の土木部にその要望を伝えるとともに、他にどんな改善策があるか検討を求め、その結果を携え、再度住民の皆さんと話し合いを行い、概ね賛同をいただき、更に細部の要望を取りまとめ、土木部と再協議を行いました。
 写真は、その坂の現在の工事の状況ですが、右下の縁石の位置が従来の歩道の幅です。そこから左に歩道が狭くなっているのが分かると思います。上の車の左上では、更に縁石の形状を工夫して、左上の団地方面に登っていく坂へは、直進に近い形で進むことができるようになりました。
 もともとは、幅広い歩道で工事がある程度出来上がっていたものを、私が仲介したとはいえ、住民の皆さんの知恵と声が工事途中で変更させたのです。住民と議員の関係は上手くマッチしていくことで、力が大きくなり、行政に役立つことになりますね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一般質問は終わりましたが、... | トップ | 民主党地域政策懇談会です。... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事