大泉市長へ、弁護団から現状を報告。

　函館バス（株）による私鉄総連函館バス支部（函館バス労組）への不当労働行為についてはこれまでもお伝えしてきましたし、公共サービス提供機関として法令遵守の責務があるにも関わらず、労働委員会や裁判所による裁定、判決等を一方的に無視し、あまつさえ、安全に乗客を輸送する義務がありながら、労働組合と三六協定を締結せずに労働者に時間外労働等をさせる違法行為をさせたとしても提訴されています。
　私も議会で取り上げてきましたが、函館市は、市には改善・是正・指導する権限がないとして、目をつぶってきました。しかし、函館市は主要株主（株式所有数では２番目）であり、安心・安全な住民の足を守るために補助金を支出しているのであり、違法行為を見過ごすことは断固あってはならないことです。もう、知りませんでしたと言い逃れすることもできません。
　そこで、市長も大泉新市長に替わりましたので、改めて報告したいと、弁護団の皆さんから要請があり、今日、市役所でお会いすることになりました。写真の中央に大泉市長、その左隣が弁護団長の浅野高宏弁護士で、左側に４人の弁護士の皆さんが並んでいます。
　約２年間で１９件の訴訟を提起し、終結した８件全てで、会社側は敗訴しています。今日は、長い時間の説明はできませんでしたが、資料もお渡ししてきましたから目を通していただけるものと思います。短期間で解決できれば良いのですが、今の会社側の対応を見ると難しそうですから、私も、引き続き議会で市の対応について質問し続けていきますし、利用者もそこで働く労働者も安心できる公共交通の実現を目指していきます。