いたちゃんの『なるほど通信』

函館市議会議員・板倉一幸が市政とまちの「なるほど」をお伝えしていきます。

待っていた朗報が!

2022-11-29 23:46:50 | Weblog

 今日は、この間続いている函館バス(株)による労働組合・私鉄総連函館バス支部役員および組合員への不当労働行為の裁判報告集会が開催されました。本当は今日、函館地裁の判決が出る予定になっていましたが、地裁からの和解案の仲裁に会社側が時間がかかると言うことで、判決が12月13日に延期になってしまい、準備をしていたことから経過報告を含めて、市内の労組や渡島・檜山管内の支援者に報告することにしていました。
 ところが、だからということではないと思いますが、今日、一つの重要な判決が出ました。多くを書くことは出来ませんが、組合が求めてきた法律に基づいた団体交渉を会社が拒否してきており、その理由が定年後再雇用制度に基づいて再雇用を求めていた組合委員長の再雇用を拒否し、事実上解雇したにも関わらず、委員長には組合員としての資格がないから組合の代表者と認められないので団体交渉の申し出は受け入れられないといって団交を拒否し続けてきたことに対して、北海道労働委員会も函館地裁も団体交渉を行いなさいという最低や仮処分の決定を行っていたにも関わらず、札幌高等裁判所に抗告(控訴)していた事件について、今日午後、札幌高裁は抗告には理由がないとして棄却しました。つまり、組合側の主張が認められたことになり、会社側の行いは間違いだと認められたことになります。
 いままでは、組合委員長が資格を満たさず委員長でないから団体交渉出来ないと言ってきましたが、裁判所が委員長の資格に問題ないことを司法上認め、団体交渉を拒否してはならないと判断した訳ですが、どうするのでしょうか。多くの知人は、これまでの会社のやり方を考えると、それでも尚且つ拒否するんじゃないという意見がでていますが、公共交通という社会的責任があり、利用者の命と地域住民の生活を守る責務を負うバス会社が、また社会的信用がある社長など会社役員が、司法判断を無視すると考えたくはありません。
 今日の集会でも、担当いただいている弁護士さんから詳しく報告や見通しをお話いただきました。私も、函館バスの一員として、公共交通を担う側の議員として、市民の移動の確保、安全で安心して利用できる公共交通の確保、路線や乗り継ぎ環境の整備など、議員になってから一途に取り組んできたつもりですが、働く従業員を守らない会社のために努力して良いのかと苦悩せざるを得ません。
 今日も、多くの方々が真剣に報告を聞いていました。今後も訴え続けていかなければなりません。 

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